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【2018 高校野球最前線】九州王者は九州国際大付。山本有希也が甲子園8強チームに完投で連勝

文=森田真悟

【高校野球最前線】九州王者は九州国際大付。山本有希也が甲子園8強チームに完投で連勝
 高校野球の“イマ”にググっとクローズアップしていく「2018高校野球最前線」。

 とくに今年の夏の甲子園は100回大会という節目を迎えることで、例年以上に注目度は高まっている。

 そんな世紀の大会を最大限に楽しむための春の高校野球情報を、盛りだくさんでお届けしよう。

九州、四国では春の王者が決定


 ほかに先駆けて春季地区大会が行われた九州。4月26日の九州大会決勝では、昨夏の甲子園8強の明豊(大分)と九州国際大付(福岡)とが激突し、九州国際大付が13対0という大差で圧勝した。

 甲子園で2本塁打を放った濱田太貴、俊足とパンチ力を兼ね備えた管大和というドラフト注目の外野手を擁する明豊だったが、九州国際大付の先発・山本有希也のコースを丁寧につく投球に抑え込まれた。

 山本は練習試合でも完投の経験がなかったという。しかし、今大会では準々決勝でセンバツ8強の創成館を1失点完投、決勝で明豊を完封と頭角を現した。夏に向けてチェックしたい投手に名乗りを挙げた。

 また、5月5日の四国大会決勝は、大手前高松(香川)と聖カタリナ学園(愛媛)という、全国大会出場経験のないチーム同士の戦いとなった。

 試合は序盤に大手前高松が大量リードを奪う展開に持ち込むも、聖カタリナ学園が4回から7回まで連続得点でしぶとく反撃。しかし、最後は大手前高松が継投で逃げ切り、13対9で初優勝をつかんだ。

 大手前高松は準決勝で明徳義塾(高知)を破った勢いで頂点に立った。この流れに乗って甲子園初出場なるか。

出揃った関東地区大会の出場校


 関東地区は5月19日から春季大会が始まる。

 出場する19校が決まり、センバツ組ではベスト4の東海大相模(神奈川)、大阪桐蔭と好勝負を見せた明秀学園日立(茨城)、強打の日大三(東京)が順当に駒を進めた。

 ほかにも茨城県大会で明秀学園日立を破った常総学院(茨城)、昨夏の甲子園で2本塁打を放ったプロ注目のスラッガー・野村佑希を擁する花咲徳栄(埼玉)、好左腕トリオで久しぶりの甲子園を狙う国士舘(東京)、甲子園常連の作新学院(栃木)、木更津総合(千葉)、浦和学院(埼玉)、横浜、桐光学園(ともに神奈川)、と強豪校がズラリ。激闘が予想される。

気になる近畿地区の動向は?


 高校野球界の横綱・大阪桐蔭が座る近畿地区。各府県の日程消化に差があるが、優勝校が出揃ってきた。

 滋賀県大会決勝戦では、比叡山がセンバツ出場校の近江に5対1で快勝。とはいえ近江は、プロ注目の好投手・金城登耶は登板せず。ライバルに手の内を隠すという夏へ向けての布石だったのか。

 兵庫は、決勝で明石商が滝川二を4対3で下して優勝。昨春の練習試合で大阪桐蔭を完封して注目された明石商の加田悠真は代打での登場だったが、2投手の継投で逆転勝利を呼び込んだ。また、3位決定戦を制したのは市尼崎。明石商、市尼崎と公立の強豪が上位につけた。

 和歌山県大会決勝はセンバツ準優勝の智辯和歌山対市和歌山。6対5と苦しみながら智辯和歌山が勝利した。

春から夏へ。春季大会はまだまだ続く


 春季大会のベスト4以上に進むチームとなると、「プロ注目」の肩書を持つ選手が多く見受けられる。しかし、その評判だけで最後まで勝ち抜けるものではない。

 やってみなければわからない高校野球。あらためて試合を見るたびにその言葉を実感する。まだまだ続く春の大会。次はどんなチーム、どんな選手が躍進するのか。レポートしていきたい。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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