楽天のルーキーたちを改めて確認しよう！

2013/1/7

1位 森 雄大（東福岡高）

投手／左投左打／18歳／184cm76kg
どんな選手？
2012年夏の甲子園に出場していたら、松井裕樹（桐光学園高）級の活躍と注目が想像できた高校No.1左腕。運動量、角度抜群の腕の振りからのクロスファイアーは常時140キロ台。加えて、スライダー、カーブ、チェンジアップの制球も高精度。
育成ポイント
今季14勝の吉川光夫（日本ハム）を思わせる猛烈な腕の振りはプロでエースを張れる資質だ。順調なら今季の釜田佳直より早いデビューの可能性も。
当面のライバル→塩見貴洋（楽天）
未来予想図→今中慎二（元中日）
即戦力度→★★★

2位 則本 昂大（八幡商高→三重中京大）

投手／右投左打／22歳／178cm82kg
どんな選手？
昨年の大学選手権、延長10回での大会新の20奪三振でプロ志望に方向転換。持久力、瞬発力両面を持った馬力あふれる投球。アーム傾向の腕の振りも修正されて制球力もアップ。3位指名以下なら社会人、そんな人生の岐路も乗り越えた。
育成ポイント
曲がりの異なる3種のカーブ、スライダー系の変化球の中から、カウントを作れるボールを作りたい。勝ってきた投手だけに用心深さを覚えたい。
当面のライバル→宮川将（楽天）
未来予想図→渡辺亮（阪神）
即戦力度→★★★

3位 大塚 尚仁（九州学院高）

投手／左投左打／18歳／175cm70kg
どんな選手？
2度のセンバツ出場で甲子園ではおなじみの左腕。3年春まではスリークオーターからのスライダーのキレと制球が目をひいたが、夏までに速球の球威がぐんぐん増し全国トップ級の左腕に台頭。夏は予選敗退ながら高校日本代表に選出。
育成ポイント
両サイド低めに集める投球スタイルは一見、辛島航が重なるが、最近のパワーアップを見ると、吉川光夫（日本ハム）のような変身の可能性も。
当面のライバル→溝脇隼人（中日）
未来予想図→岩見優輝（広島）
即戦力度→★

4位 下妻 貴寛（酒田南高）

捕手／右投右打／18歳／186cm85kg
どんな選手？
屈強かつ雄大な体躯とすでにプロ級のスピードと精度を兼ねたスローイングの大型捕手。入学と同時に會田隆一郎投手と大型バッテリーを組み、リリースの感覚を見失いがちだった相方をフォローしながら、最後の夏を甲子園で終えた。
育成ポイント
夏の甲子園直前で左足すね筋肉断裂の重傷。そぶりも見せずに奮闘した精神力と、大きなケガになってしまう筋肉の硬さ。象徴的な出来事だったのかも。
当面のライバル→小関翔太（楽天）
未来予想図→若菜嘉晴（元阪神ほか）
即戦力度→★

5位島井 寛仁（西原高→ビッグ開発BC→熊本ゴールデンラークス）

外野手／右投右打／22歳／174cm70kg
どんな選手？
沖縄の高校球界で東浜巨（当時沖縄尚学高）が騒がれていた頃、身体能力なら東浜より上と評されていた無名の好素材。東京農大中退後、ビッグ開発BC（沖縄）を経て今季移籍入社。遠投110mの強肩と50m5秒6の快足、抜群のバネを高校時は投手、遊撃手として発揮。外野手としては、打球に対するスタートと守備範囲が光る。
育成ポイント
足で獲った聖澤諒、島内宏明が想定外の打で急成長。続け！
当面のライバル→深江真登（オリックス）
未来予想図→波留敏夫（元横浜ほか）
即戦力度→★★

6位 柿澤 貴裕（神村学園高）


投手・外野手／右投左打／18歳／179cm80kg
どんな選手？
2年夏から3季連続甲子園に出場したが目立った実績はなし。スリークオーターからの140キロ前後の速球とスライダー、沈む系を駆使する「投」に、超高校級のスイングスピードの「打」。精度アップ次第で夢が広がる選手。
育成ポイント
見た目よりタイムが速い50m6秒0の俊足に140キロ台を投げる強肩。野手の適性も十分だ。金属バットでも目立った打ち損。木製対応には性根を据えて。
当面のライバル→榎本葵（楽天）
未来予想図→丸佳浩（広島）
即戦力度→★

育成1位宮川 将（大体大浪商高→大阪体育大）

投手／右投右打／22歳／183cm83kg
どんな選手？
左腕・松葉貴大（オリックス1位）との二本柱で関西学生球界に君臨。高校当時から定評のある角度十分の速球は、好調時はには140キロ後半に達し、スライダー、フォークにシュートを駆使して打者を圧倒。常に真っ向から勝負を挑んでいくイキの良さが何よりの魅力だ。
育成ポイント
意気に感じ気持ちで投げ込むタイプ。「このイニング、お前に任せた!」。そんな信頼を勝ち得る日もそう遠くない。
当面のライバル→高堀和也（楽天）
未来予想図→中西清起（元阪神）
即戦力度→★★★