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【君はこんなもんじゃない!】2年連続盗塁王・本多雄一はまだまだ老け込む年じゃない!

文=藤山剣

【君はこんなもんじゃない!】2年連続盗塁王・本多雄一はまだまだ老け込む年じゃない!

ハイレベルの数字で2年連続盗塁王


 2010年、2011年と全144試合に出場した本多雄一。2010年は59盗塁、2011年は60盗塁と超一流の数字を叩き出して2年連続で盗塁王のタイトルを獲得。2011年には打率.305でベストナインにも選出された。

 通算342盗塁は歴代21位タイで、2000年以降、年間60盗塁以上を記録した現役選手は本多のみ。それほど快速の内野手として鳴らした男が、近年は苦しいシーズンを余儀なくされている。

ドラ5入団からレギュラー定着へ


 あらためて本多のキャリアを簡単に振り返ってみよう。鹿児島実から三菱重工名古屋を経て、2005年秋の大学生・社会人ドラフト5巡目でソフトバンクに入団。上位評価ではなかったにもかかわらず、キャンプからオープン戦で評価を高め、1年目から1軍に抜擢された。

 2年目の2007年には二塁のレギュラーに定着し、141試合に出場。確固たる地位を築く。以降は先述したように、パ・リーグを代表する二塁手として活躍した。

本多の低迷と若手の台頭


 しかし、2013年以降は、度重なるケガによる首や腰の痛みに悩まされ、ポテンシャルを十分に発揮できないシーズンが多くなっていく。それに呼応するかのように、若手が徐々に頭角を現す。

 近年、ソフトバンクの二塁手争いは混迷を極めている。ここ何年かで、二塁手として出場し、今もチームに在籍している本多以外の現役選手は川島慶三、明石健志、高田知季、牧原大成、西田哲朗、川瀬晃といったところ。本多の存在感もかなり薄くなってしまった。

 今季の本多はオープン戦から好調で開幕スタメンを奪取。4月までは打率.281とまずまずバットは振れていたにもかかわらず、5月は24打数4安打で月間打率.167と急降下。5月27日には1軍登録抹消となってしまい、そこからお呼びがかかっていないのが現状だ。

老け込むにはまだ早い


 ただ、本多にも光が差していないわけではない。2軍落ちしてからも若鷹たちにとともに汗を流し、ファームでは29試合の出場で打率.308(65打数20安打)と、さすがの成績を残している。

 1984年生まれで、まだ33歳。同学年には、チームメイトの長谷川勇也に加え、パ・リーグでは岸孝之(楽天)、嶋基宏(楽天)、増井浩俊(オリックス)、セ・リーグでは長野久義(巨人)、雄平(ヤクルト)、坂口智隆(ヤクルト)、バレンティン(ヤクルト)らが表舞台で活躍している。本多もまだまだ老け込む年ではない。

 8月に入って、ソフトバンクは不振を脱し、首位・西武の背中が視界に入るところまで上昇してきた。それだけに、メンバーの入れ替えは簡単ではないかもしれないが、ペナントレースのゴール前、あるいはポストシーズンの厳しい場面になれば、ベテランを使うべきタイミングが訪れるもの。技術と経験が役立つのはもちろん、チームのムードも上げられる本多の出番が必ずくると信じたい。

(成績は8月29日現在)

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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