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こまめに入れ替える新戦力! 大田泰示、矢野謙次ら日本ハムの近年のトレード事情を総まとめ!

こまめに入れ替える新戦力! 大田泰示、矢野謙次ら日本ハムの近年のトレード事情を総まとめ!

 7月6日、日本ハムのエスコバーとDeNAの黒羽根利規のトレードが発表された。来日1年目の外国人選手のトレードは珍しいが、両選手には新天地で頑張ってもらいたい。

 チーム方針によりFAでの補強はほとんどしない日本ハムだが、トレードは積極的に行っている。なかでも近年でインパクトがあったのは、2013年の糸井嘉男(現阪神)を中心とした大型トレードだろう。

 糸井は八木智哉(現中日)とともに、木佐貫洋、大引啓次(現ヤクルト)、赤田将吾との2対3のトレードでオリックスへ移籍した。

 この大型トレード以後も日本ハムは毎年のようにトレードを敢行している。あらためてトレードで日本ハムにやってきた選手を振り返ってみよう。

日本ハムの2016年のトレード


■大田泰示、公文克彦(2016年11月)
(吉川光夫、石川慎吾との2対2のトレードで巨人から移籍)

 大田泰示は巨人時代の8年間で9本塁打だったが、日本ハム移籍後の今季は前半戦だけで10本塁打を放っている。

 公文克彦は開幕1軍を勝ち取ると貴重な中継ぎとして定着。巨人時代は未勝利だったが、6月に待望の初白星をあげた。

■大累進(4月)
(乾真大とのトレードで巨人から移籍)

 巨人時代の大累進の1軍出場は3年間でわずか2試合だったが、移籍後の昨季は14試合、今季もすでに13試合に出場している。

日本ハムの2015年のトレード


■矢野謙次、須永英輝(2015年6月)
(北篤、矢貫俊之との2対2トレードで巨人から移籍)

 矢野謙次は、日本ハム球団幹部が「何年も前から評価していた」と待望していたように、まさに満を持してのトレード入団だった。現在でも代打の切り札として存在感を示している。

 須永はプロ入り前に巨人入りを熱望するも日本ハムに入団。2010年オフにオビスポとのトレードで紺田敏正とともに巨人へ移籍。そして2015年6月のトレードで日本ハムに復帰という不思議な経歴を持つ。昨季を限りで引退し、日本ハムの球団職員になった。


日本ハムの2013年、2014年のトレード


■増渕竜義(2014年3月)
(今浪隆博とのトレードでヤクルトから移籍)
 増渕竜義は先発も中継ぎもできる貴重な戦力として期待されたが、残念ながら日本ハムでは1軍登板がないまま現役生活を終えた。

■佐藤祥万(2013年11月)
(加藤政義とのトレードでDeNAから移籍)

 佐藤祥万は日本ハムでは1年で戦力外通告を受けたが、トライアウトを経て広島に入団した。

■市川友也(2013年11月)
(金銭トレードで巨人から移籍)

 巨人時代の市川友也の1軍出場は4年間でわずか8試合だったが、移籍後は2番手捕手としてレギュラー並みの活躍。また、巨人時代は無安打ながら、2014年から昨季までの4年間で82安打を積み重ねている。


文=サトウタカシ (さとう・たかし)

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