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高山俊(阪神)&重信慎之介(巨人)が目指したい! 東京六大学出身スター3人のルーキーイヤー


 オープン戦に突入したプロ野球。各球団のファンは期待の新戦力の動向に目を光らせている頃だろう。

 今年、開幕スタメンが期待されるルーキーといえば、高山俊(阪神/明治大)と重信慎之介(巨人/早稲田大)の2人だ。キャンプから注目を集めた2人だが、改めて東京六大学での成績をおさらいしてみよう。

高山俊(明治大→阪神)


<大学通算>
通算102試合/打率.324/8本塁打/45打点

<主なタイトル>
2012年春、2013年秋、2014年春秋、2015年春秋(ベストナイン)

重信慎之介(早稲田大→巨人)


<大学通算>
通算83試合/打率.333/2本/22打点

<主なタイトル>
2015年秋(首位打者)
2014年秋、2015年秋(ベストナイン)

 1年春からレギュラーをつかんだ高山は打撃三冠タイトルはないが、通算131安打で歴代記録を更新。重信は2年春からスタメンで、2度の打率4割到達。どちらも六大学のヒットメーカーであり、スター選手といえる成績だった。

 果たして彼らはプロの世界でどれだけやれるのか!? 比較&目標として、大学時代の成績が近似する東京六大学出身スターのプロ1年目の成績を調べてみた。


★高山俊が目指したいのは……

高橋由伸(慶應義塾大→巨人)


<大学通算>
102試合/打率.325/23本/63打点

<主なタイトル>
1996年春(三冠王)
1994年秋、1996年春、1997年春秋(ベストナイン)

<プロ1年目成績/1998年>
126試合/打率.300/19本/75打点(515打席)

 大学1年春からフルイニング出場。六大学の歴代通算本塁打数1位に輝く高橋はルーキーイヤーから大活躍。通算119安打も歴代6位で高山の打率とも近似しているが、高橋は長打力でも異次元。しかし、ポジティブに高山の成績を妄想するならば、このルーキーイヤーの成績をマックスにすると夢が広がるだろう。

鳥谷敬(早稲田大→阪神)


<大学通算>
96試合/打率.333/11本/71打点

<主なタイトル>
2001年春(三冠王)
2003年秋(首位打者)
2001年春、2002年春秋、2003年春秋(ベストナイン)

<プロ1年目成績/2004年>
101試合/打率.251/3本/17打点(261打席)

 六大学史上最年少で三冠王に輝き、早稲田大の4季連続リーグ優勝の主軸だった鳥谷。こちらも歴代9位の115安打を放っており、大学成績は高山と極めて近いものがある。しかし、ルーキーイヤーは準レギュラーで及第点の成績。同じ右投左打。まず高山はこの数字を超えてたいところだ。

 ちなみに同じ阪神の伊藤隼太(慶應義塾大→阪神/2011年ドラフト1位)の初年度成績は22試合で打率.148。さすがにここは超えたい。


★重信慎之介が目指したいのは……

青木宣親(早稲田大→ヤクルト)


<大学通算>
58試合/打率.332/0本/20打点

<主なタイトル>
2002年秋(首位打者)
2002年春秋、2003年春(ベストナイン)

<プロ1年目成績/2004年>
10試合/打率.200/0本/0打点(16打席)

「早稲田の韋駄天」という点で、重信のポジティブな比較は青木が適任だろう。青木の1年目は主に2軍で出場。イースタンリーグでは打率.372で首位打者を獲得し、リーグ2位の21盗塁も記録している。巨人は外野の層も厚く、代走要員でも鈴木尚広が控える以上、重信の現実的なラインはココだろう。

 ドラフト4位からいきなり素質を見せつけた青木同様、まずは2軍戦で好成績を収めたい。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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