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世相を象徴するワードとつながってる!? 今年の漢字「金」から見えてくるプロ野球


 先日、2016年の世相を表す漢字一字が「金」に決まった(日本漢字能力検定協会発表)。

 リオ五輪での日本勢の金メダルラッシュを思い出させ、また、「競馬の有馬記念では“金”にちなんだ馬が勝つ」などとも巷でささやかれている。

 一方でプロ野球に「金」を当てはめてみると、筆者調べではこんなことが浮かび上がってきた。

日本ハムに潜む「金」とは?


 ソフトバンクとの最大11.5ゲーム差を大逆転。パ・リーグを制し、日本シリーズで「神ってる」広島を下して日本一へ駆け上がった日本ハム。

 日本ハムと「金」と言えば、金と黒で作られているビジター用のユニフォームが挙げられる。

 CSこそホームだったが、リーグ優勝と日本一はビジターで決めた。「金」のユニフォームを着ての大一番に、見えざる「金パワー」が後押しした可能性も。

 もしくは、日々発せられる栗山英樹監督の「“金”言(きんげん)」も効いていた?


「金」の読み方を変えて考察


 プロ野球界の「金」としては、年俸に関する「金(カネ)」の話も忘れてはいけない。

 例えば、本塁打王と打点王を獲得し、チームを初のCS出場へ導いた筒香嘉智(DeNA)は、1億円から3億円へと跳ね上がった年俸という名の「金」を積み上げた。

 また育成から這い上がって350%という球団史上最高の年俸アップ率を達成した原口文仁(阪神)。

 原口の発掘に至っては、さすが「金」本知憲監督と言ったところ。

「金」の年に「金」満体質が復活?


 また、このオフを騒がせているのが、元祖「金」満球団・巨人の大型補強。

 ソフトバンクから2年4億円で森福允彦を、DeNAから3年7億円で山口俊を、日本ハムから4年10億円で陽岱鋼を獲得。

 総額にして実に21億円。他球団のフロントがよだれを垂らしそうな資金の使い方で、老舗の存在感を示した。

 ただ、巨人がすんなり優勝すると、「優勝は金で買える」とされ、2017年を象徴する漢字一字も「金」になってしまいそうだ……。


斜めから見る野球も面白い!


 冒頭からオカルトチックな話を取り上げたが、あらためて見ると野球と世相はいろいろとリンクしていることがわかる。

 2017年のプロ野球はどんなシーズンになり、それがどう世の中の動きと重なるのか。

 ひいきのチームの戦いとともに、そんな大局もウオッチングしていきたい。


文=森田真悟(もりた・しんご)

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