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打率3割超え! 苦労人・亀澤恭平(中日)が熱いプレーで奮闘中。元気者がチームを変える!

熱いプレーで奮闘中の亀澤恭平(中日)

 開幕から低迷が続き、最下位争いを余儀なくされている中日。先発投手に勝ちがついたのが20試合目で、これは1953年の広島(24試合目)に次ぐ2番目の遅さだ。

 この不名誉な記録を見てわかる通り、今季は序盤に失点し、相手のペースに持ち込まれることが多い。そうなると、2割前後という得点圏打率が示すように、あと1本が出ず押し切られるゲームを重ねている。

 ただ、シーズンはまだまだ長い。こんなときこそチームを盛り上げる元気者が必要。そこで亀澤恭平なのだ。

中日に移籍しようやく支配下に


 亀澤は、岡山の作陽高、環太平洋大、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズを経て、2011年の育成ドラフト2位でソフトバンクに入団した。

 3年間在籍するも育成契約から這い上がることができず、2014年オフに中日へ移籍。ようやく支配下登録を勝ち取った苦労人の内野手だ。

 しかし、そこからも決して順風満帆ではなかった。2015年はシーズンを通して1軍登録され、107試合に出場。頭角を現しかけたが、2016年は開幕こそ1軍ベンチで迎えたものの、3度の2軍落ちを経験し、59試合の出場にとどまった。

熱いプレーで攻守に奮闘中


 昨季の不振を払拭すべく、今季は、開幕から熱のこもったプレーを続けている。守備では、当初は二塁で起用されることが多かったが、新外国人のゲレーロが振るわないこともあって三塁を任され、三遊間の際どい打球をガッツあふれるプレーで処理するシーンが目につく。

 そして、打撃も好調。二塁打と2ランの長打2本放った4月12日のヤクルト戦を境に調子が上向き、規定打席にはわずかに足りないものの、打率.327と3割をキープ中。また、俊足を生かし、3盗塁も記録している。

 4月26日のヤクルト戦では、今季初の「1番・三塁」に抜擢。チームは延長の末敗れてしまったが、5打数2安打と活躍し、大事な場面では犠打もきっちり決めるなど奮闘した。


ユニフォームを汚し、声を出してチームを鼓舞


 グラウンドでは、得意のヘッドスライディングやボールを諦めず追う守備でユニフォームを泥だらけにし、ベンチでは平田良介らとともに積極的に声を出してチームを盛り上げる。

 亀澤の登場曲は、DREAMS COME TRUEの「何度でも」。10000打席凡退しても10001打席目でのヒットを全力で目指すという信条なのだろうと勝手に想像する。

 亀澤の熱さがチーム内に伝播すれば、中日が浮上する日も近いかもしれない。

(成績は4月27日現在)


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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