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CSファイナルステージは坂本vsマエケン、田中将大vs角中のキープレーヤー同士の対決が見ものに!

セ・リーグ クライマックスシリーズファイナルステージ
10月16〜21日(東京ドーム)
巨人vs広島

今季対戦成績:巨人14勝8敗2分

CSキープレイヤー:巨人・投手
菅野智之
今季:27試合/13勝6敗/防御率3.12
対広島戦:7試合/4勝1敗/防御率2.36

シーズン終了後から万全の体勢で広島を迎え撃つ巨人。シーズン中のローテを崩してでも、広島に相性の良い先発投手をぶつけてくるだろう。巨人の先発投手陣のなかで広島打線に対して最も好成績を残しているのが、ルーキー・菅野智之。他にも内海哲也が2勝0敗、防御率2.15と、左右のエースを序盤戦で先発に立て、1stステージを勝ち上がったばかりの広島の勢いをストップしたいところだ。

CSキープレイヤー:巨人・打者
坂本勇人
今季:144試合/打率.265/1本塁打/54打点
対広島戦:24試合/打率.341/3本塁打/10打点

9、10月は打率.177、0本塁打、6打点と打撃不振に陥った坂本勇人。しかしながら、強力打線を誇る巨人のなかでも、広島戦で打率3割を超えているのは坂本の.341だけ。相性の良い広島戦で本来の調子を取り戻すことができるか。そして開催地は“あの”東京ドーム。広島投手陣には阿部慎之助の8本を筆頭に、ロペス、長野久義が4本、坂本と村田修一が3本と、多くの本塁打を浴びせている。空中戦に持ち込めば、巨人が試合を優位に進めるだろう。

CSキープレイヤー:広島・投手
前田健太
今季:26試合/15勝7敗/3防御率2.10
対巨人戦:4試合/3勝0敗/防御率0.96

なんといっても広島の大黒柱は前田健太だ。防御率.0.96、3勝負けなしと抜群の相性なだけに、登板時には必ず勝ちを拾いたい。リリーフではミコライオの防御率2.45を基準にすると、今井啓介の5試合で1.93、今村猛は13試合で1.72、永川勝浩も5試合で1.29、中田廉は6試合で防御率は0.00。広島優勝のカギは、前田健以外の先発投手陣ができるだけ長いイニングを投げ、ブルペンの総合力で勝ちを拾えるかどうかだろう。


ベースボールイラストレーションで掲載した横山英史さんが描いた前田健太です。

CSキープレイヤー:広島・打者
キラ
今季:66試合/打率.259/14本塁打/45打点
対巨人戦:12試合/打率.222/3本塁打/11打点

投手陣を援護したい広島打線だが、巨人に対して相性が良い選手と悪い選手がハッキリしている。打率3割を超えるのが小窪哲也、梵英心、岩本貴裕、石原慶幸、木村昇吾らの脇役陣で、中軸を担う丸佳浩、キラ、エルドレッドはこぞって2割台前半の打率に落ち込んでいる。ここは敢えて.222の低打率ながら3本塁打11打点と爆発力を持つキラに注目。脇役陣が出塁してランナーを溜めた場面でキラに回れば、何かが起こりそうだ。


パ・リーグ クライマックスシリーズファイナルステージ
10月17日〜22日(Kスタ宮城)
楽天vsロッテ

今季対戦成績:14勝10敗

CSキープレイヤー:楽天・投手
田中将大
今季:28試合/24勝0敗1S/防御率1.27
対ロッテ戦:3試合/3勝0敗/防御率0.75

対戦相手がどこであろうと「そんなの関係ねえ!」といわんばかりの成績を残した、歴史的大エース・田中将大の投球に注目しよう。後述するが、楽天打線はロッテ投手陣に対して無類の強さを誇っている。田中がシーズン通りテンポ良く、淡々と投げることが出来れば、楽天打線はリズムに乗って得点を重ねる可能性が高い。アドバンテージの1勝とあわせて、田中の登板時には手堅く勝利して早めに2勝目をあげるべきだ。

CSキープレイヤー:楽天・打者
アンドリュー・ジョーンズ
今季:143試合/打率.243/26本塁/94打点
対ロッテ戦:23試合/打率.282/7本塁/19打点

楽天打線はロッテ投手陣に対して、相性が良い選手がズラリと揃っている。岡島が.362、銀次が.338、枡田が.321、松井稼頭央が.342、嶋基宏が.359…と、対ロッテのチーム打率は破格の3割ジャスト。さらにマギーとジョーンズの両外人にとっても、ロッテは大好物。特にジョーンズに至っては打率は低いものの、7本塁打19打点とポイントゲッターとしての役目を十分に果たしている。

CSキープレイヤー:ロッテ・投手
益田直也
今季:68試合/2勝6敗33S/防御率2.76
対ロッテ戦:8試合/1勝3敗/防御率10.50

一方のロッテにとって、Kスタ宮城は“鬼門”ともいえる場所だ。Kスタ宮城での楽天戦は2勝10敗で勝率.167と、悲惨極まりない。特に投手陣の成績が思わしくなく、中でもチームのストッパー・益田直也は今季6敗のうち3敗が楽天戦であり、防御率はなんと10点台と打ち込まれている。とはいえ、リードを奪った最終回では「腹を括って」益田を登板させるしかないだろう。

CSキープレイヤー:ロッテ・打者
角中勝也
今季:125試合/打率.288/5本塁打/43打点
対楽天戦:21試合/打率.351/1本塁打/8打点

楽天に対して不利なデータが多いロッテの唯一の希望の光が、対楽天のチーム打率だ。実はロッテにとって、パ・リーグ5球団のなかでは対楽天のチーム打率が一番高いのだ。井口.362、今江.320と、中軸打者が好成績を残しているのは心強い。そして最も注目したいのが角中勝也。対楽天の打率.351は出色で、西武との1stステージ第3戦で見せてくれた勝負強さを発揮できれば、ロッテにも勝利の可能性が拓けるだろう。


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