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山?武司さんと乾杯!ほろ酔いプロ野球部!第3杯〜ここまで予想と違うプロ野球はますます面白くなりますよ!

【この記事の読みどころ】
・山?武司が選ぶ「山?ジャパン」、中心は筒香嘉智と大谷翔平
・大谷はこれまで球界にいない投手。投手に専念してほしい
・予想とは違う展開のプロ野球。特にセ・リーグは飛び抜けたチームがいないから、下位から逆転優勝もありえる!

 最後には山?武司が選ぶ理想のベストナイン「山?ジャパン」を選出し、イベントは終了。その後、『週刊野球太郎』の単独のインタビューにも応じてくれた。

▲山?ジャパン、として選出された現役選手たち

── 「山?ジャパン」で選出した選手の中でも、特に活躍を期待している選手は誰でしょうか?

「打者ではもうぶっちぎりで筒香(嘉智/DeNA)ですね。今季、覚醒してくれると思ったけど、その通りになった。もう、間の取り方が違うんです。見送る場合でも全球タイミングがあっている。見送ったときにピッチャーが恐怖感を感じる存在になりましたね。

 投手では大谷翔平(日本ハム)でしょう。もう、頭抜けてますよ。もちろん、バッターとしてもいい選手ですよ。でも、160キロをバンバン投げる投手なんて、これまで球界にいなかったんだから。そういう意味では、張本(勲)さんじゃないですけど、早くピッチャーに専念してほしいと個人的には思いますね」

── 今季のプロ野球、この後の展望を教えてください。

「開幕前、僕はDeNAを最下位にしましたし、ドラゴンズは5位評価でした。それがここまで、まったく違う順位展開になっている。予想と違う、っていうのは、面白い証拠です。たとえば、オリックスや広島が最下位にいるだなんて誰も予想してなかったし、ジャイアンツももたついている。今季は、飛び抜けたチームがないから、今からでも下位チームによる逆転優勝の可能性があって、ここからますます面白くなると思いますよ」

── 今回、ファンとの交流イベントを体験していての、率直な感想を教えてください。

「ファンの方の思いが伝わってきて、いいイベントですよね。野球界を盛り上げる上で、一番は、現役選手が頑張らないと何も始まらないけど、僕ら球界OBができることもあると思うんです。こういったイベントを通してファンの方と交流し、そこからもっともっと野球を好きになってもらうのも、そのひとつだと思います。

 それと、ざっくばらんにファン目線で話を聞くっていうのは、僕らにとっても勉強になりますね。それは、ファンと一線を画する必要がある現役時代では絶対にできなかったこと。そして、熱く語ってくれるファンがいるからこそプロ野球は盛り上がる。ファンっていう存在は本当にありがたいですね」


 オフ会中のトーク内容を今回、特別に紹介させてもらったが、ここで取り上げたのは10分の1程度。オフ会だからこその「とても公には書けないマル秘エピソード」や、球界への熱い提言など、あっという間の2時間半のイベントだった。

 こうした球界レジェンドを交えてのオフ会を始め、プロ野球を楽しむためのコンテンツが満載のスマホ向けサービス「乾杯! ほろ酔いプロ野球部」。ぜひ一度、アプリをダウンロードし、活動内容をのぞいてみてはいかがだろうか。


■プロフィール
山?武司(やまさき・たけし)/1968年生まれ、愛知県出身。愛工大名電高時代に通算56本塁打を放つなど強打の捕手として名を馳せる。ドラフト2位で中日に入団。長い低迷期を経て、1996年に松井秀喜(当時巨人)を抑え、本塁打王を獲得。その後、オリックス、楽天、中日と移籍。楽天では2回目の本塁打王、40歳代で通算100本塁打など、再ブレークを果たす。2013年シーズンを最後に引退し、現在は野球評論家などで活躍している。


■ライター・プロフィール
オグマナオト/1977年生まれ、福島県出身。広告会社勤務の後、フリーライターに転身。「エキレビ!」、「AllAbout News Dig」では野球関連本やスポーツ漫画の書評などスポーツネタを中心に執筆中。『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』(新紀元社)では構成を、『漫画・うんちくプロ野球』(メディアファクトリー新書)では監修とコラム執筆を担当している。近著に『福島のおきて』(泰文堂)。Twitterアカウントは@oguman1977(https://twitter.com/oguman1977)

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