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【2018年夏の甲子園 西愛知みどころ】将来性にプロが注目する長身右腕・扇谷 通算30HRの澤井が県ナンバーワン打者

投手編〜長身投手に将来の大化け期待

注目投手 茶谷琉斗

東愛知と同様、将来性のある大型投手にプロ球団スカウトが視線を注ぐ。
右腕の扇谷莉(東邦)は長い腕を振り下ろし、球の角度や威力は十分。
スライダーも高い位置から変化し打者は捉えにくい。
緩い球でカウントを取ることもできる。
昨秋の県大会では5回参考ながら完全試合も達成した。
まだ上半身だけで投げている印象で、余力や伸びしろを残す。
左腕の小栗大誠(誉)は試行錯誤したフォームでまだぎくしゃくした投げ方だが、その分、打者にとってタイミングがとりづらい。
右打者の内角への球筋は他の投手にはない武器だ。


■公立校に三振奪える左腕
注目野手 永野伶

強豪私学勢の投手は今年も粒揃いで、みな球速は140キロ前後に及ぶ。
右投手では、秋山凌祐(愛工大名電)が質のよいストレートやチェンジアップを内外に投げ分ける。
西有喜(東邦)は球にキレがあり、変化球を操る指先感覚に長ける。
投げ方に悪いクセがない。
昨夏の甲子園でも登板した浦野海斗(中京大中京)はストレートに伸びがあり、センスも備える。
市川瑛介(愛知啓成)は柔らかさを感じさせ、スライダーが光る。
左投手では茶谷琉斗(愛産大工)の好調時のクロスファイアーは目を見張る。
小栗とのリレーで今春県大会を制した白石祐人(誉)はヒジの使い方がよく、球にキレと威力がある。

 公立校では、岡本朋大(天白)、後藤大輔(犬山)の両左腕が注目株だ。
ともにバランスのいい投げ方で、ストレートで空振りもとれる。
中学時代は同じ軟式クラブ(東山クラブ)でプレーしていて、今春の県大会では強豪校を相手に試合前半まで好投するなど共通点も多い。
井川練(瀬戸)も伸びのあるストレートとスライダーで魅力はある。
右投手では平田智康(名南工)が140キロに迫る球を投げ、軽く振って打球が伸びる打撃も魅力だ。
眞田拓(東郷)はストレートに勢いがあり、その名南工から1試合19三振を奪った。

 2年生では、石黒佑弥(星城)が昨秋から快速球で目立っている。

野手編〜打の主役は中京大中京・澤井

西愛知 勢力ピラミッド

 澤井廉(中京大中京)が県ナンバーワンの存在だ。
5月末までで通算30弾をマークしている中長距離ヒッターで、昨夏の愛知大会決勝で放ったバックスクリーン左への先制本塁打は見事だった。
このほか外野手では、後藤晃成(愛工大名電)が50メートル5秒7の俊足を生かし魅了する。
永野伶(中部大第一)も走攻守3拍子揃った好打者だ。
舛井尚哉(誉)も攻守に素材がいい。

 捕手は野口泰司(栄徳)が独壇場の働き。
昨夏の愛知大会準決勝で満塁アーチを放つなど勝負強い。
守備も高水準だ。

 内野手では小林令和(星城)がセンスある打撃を見せ、投球を芯で捉える。
渡辺愛世(愛知)はパンチ力がある。

 2年生では石川昂弥(東邦)がプロ注目の逸材。
強肩強打の大型三塁手で、左右両方向へ飛距離を出せる。
澤野聖悠(誉)も大型でバットコントロールがよく、センター方向へ打球が伸びる。
熊田任洋(東邦)はシュアな打撃で率を残し、守備での立ち回りも軽快だ。

大会展望〜記念大会も「私学4強」が中心


東西に分かれる今年の愛知大会。
名古屋市に校舎がある愛工大名電、享栄、中京大中京、東邦の「私学4強」はいずれも西愛知に入り激戦だが、今年もその中から優勝校が出そう。
今春センバツにも出場した東邦が一歩リードで、攻撃力があり、足攻も絡めて打ち勝っていきそうだ。
中京大中京は今春県大会で公立の西春に2回戦でコールド負けしたが、巻き返しは可能。
近年、甲子園から遠ざかっている享栄だが、"ワンチャン"ありそうなムードだ。

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