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躍動する新戦力! 一方では構想に黄信号も? プロ野球Good&Badニュースをお届け!!

 プロ野球キャンプもついに終盤突入。オープン戦の沖縄シリーズも開催され、各球団が調整のピッチを上げている。

 そこで週刊野球太郎ではキャンプ中にあったイチオシのGoodニュース&Badニュースを集約してお届けする!


【GOODニュース】

☆巨人ドラ2・重信慎之介が開幕スタメンへ向けて絶好調維持!

 今年のルーキーの中で一際、輝きを放っているのは早稲田大から巨人入りした重信慎之介だ。22日のオープン戦までの実戦では18打数11安打。21日のDeNA戦では2つの出塁機会でどちらも二盗を決め、韋駄天の異名が嘘ではないことを証明した。


 ドラフト時には茂木栄五郎(楽天3位/早稲田大)より順位が高かったことで波紋を呼んだが、指名順位に違わぬ大活躍を見せている。俊足を飛ばして開幕スタメンまでたどり着けるのか、大いに期待したい。


☆日本ハムキャンプ地の名護市が新球場建設の方針を明らかに

 沖縄・名護市で2次キャンプをスタートさせた日本ハム。18日、稲嶺進市長が球場を訪問し、2017年キャンプ終了後に名護市営球場を取り壊し、新球場を建設する方針を明らかにした。

 日本ハムは1979年から名護市を拠点としていたが、施設の老朽化が著しく、今年の前半は米アリゾナでキャンプを行った。新球場の完成は2020年が目標。順調に進めば、国内の充実した施設でキャンプができるようになる。

 米・アリゾナキャンプでは中田翔らがトイレにウォシュレットが付いていないことに不満を漏らしていたが、新球場はそのあたりのニーズも汲み取られたものになると予想される。


☆西武・菊池雄星、初の開幕投手に内定!

 西武・菊池雄星が7年目にして初の開幕投手に内定したことが明らかになった。昨季は、自身最多タイの9勝を挙げ、旬がやってきた背番号16。西武で開幕投手を務めた左腕は、これまで工藤公康ただ一人。順調に行けば球団史上2人目の開幕左腕となる。


 開幕の相手はオリックス。本拠地のオリックス戦では通算8戦で4勝負けなし。抜群の相性でまずは開幕1勝をもぎ取りたい。エース・岸孝之は開幕2カード目のソフトバンク戦で先発予定。左右エースの躍動に期待がかかる。


【BADニュース】

★日本ハム紅白戦、上原健太大炎上で前代未聞の強制攻撃終了

 この時期は明るい話題の多いルーキー勢だが、明暗の“暗”になってしまったのは日本ハムのドラ1・上原健太。20日の紅白戦で白組の先発に選ばれた上原だったが、初回から大乱調。先頭の西川遥輝こそ空振り三振に打ち取ったが、そこから1アウトも取れずに打者10人で8失点。1死一、三塁になったところで、首脳陣から紅組の攻撃終了が告げられた。

 明治大時代から調子の悪化がウワサされていた上原。大学ナンバーワン左腕と言われたかつての投球を果たして取り戻せるのか。不安の残る出足となった。


★DeNA・ラミレス新監督の目玉構想に黄信号!

 今季からDeNAのタクトを握るアレックス・ラミレス新監督。目玉としてブチ上げたのが、俊足強打の梶谷隆幸を2番に据える「超攻撃的2番構想」。しかし、その梶谷が17日の韓国・KIA戦の直前に痛めていた左脇腹に激痛が走り、無念の離脱となってしまった。


 全治は未定だが、当面はノースイングでの調整が必至で開幕に間に合うかは微妙な状況。さっそく歯車が狂ってしまい、ファンからため息が漏れている。


★松中信彦が崖っぷち……

 昨季ソフトバンクを退団し、新天地を探している元三冠王・松中信彦の移籍先がまだ決まらない。現在は現役続行を目指し、社会人時代に所属した新日鉄住金かずさマジック(前新日鉄君津)で練習を続けている松中。19日にはソフトバンク2軍との練習試合のため、ホークスキャンプ地の宮崎を訪れたが、工藤監督に「何しに来たの? 練習?」と言われてしまった。

 広島、楽天へのテスト打診も断られたと明かしており、本人いわく期限は2月末。引退へのカウントダウンは止まるのか……。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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