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最重量は誰? 重量級の多い球団はどこ? プロ野球重量番付2016



 これまで「NPB歴代最重量」とされてきたのが李大浩(元ソフトバンク)の130キロ。ところが、今季はその李が退団しただけでなく、文字通り「大物が来日」したことで、重量番付に大きな変更が生じている。

 そこで今回は、相撲部屋も羨ましがる「プロ野球重量番付2016」を紹介したい(※体重は球団発表のもの・同体重の場合は高身長選手を上位にランクイン)。

NPB史上最重量、アマダー堂々の来日


《2016年 パ・リーグ体重上位TOP10》
横綱:アマダー(楽天)
135キロ 193センチ
大関:メヒア(西武)
118キロ 198センチ
関脇:ミコライオ(楽天)
115キロ 205センチ
小結:井上晴哉(ロッテ)
114キロ 180センチ
前頭1:メンドーサ(日本ハム)
111キロ 191センチ
前頭2:スタンリッジ(ロッテ)
110キロ 191センチ
前頭3:カニザレス(ソフト)
109キロ 190センチ
前頭4:ハンデンバーク(ソフト)
105キロ 198センチ
前頭5:細川亨(ソフト)
105キロ 183センチ
前頭6:サファテ(ソフト)
102キロ 193センチ

 このオフ、まさに「大きな」話題を集めたのが、NPB史上最重量となる135キロの巨漢、ジャフェット・アマダーが楽天に加入したことだ。むしろ交渉時は「141キロ来日か!?」と騒がれただけに、6キロどこいったの? という疑問符も。

 キャンプでは最初のフリー打撃で53スイング中17本の柵越えを披露。場外弾も飛び出すなど、その体格に相応しいパワーを見せつけている。

 ちなみにパ・リーグ2位の重量級、大関格は西武のメヒアで118キロ。昨季はベストから8キロ近く体重が増えたのにホームラン数はダウン、といういただけない結果に終わった。昨季から体重は現状維持で臨む今季、成績は増えてくれるだろうか?


セ・リーグ最重量は今年も変わらず……


《2016年 セ・リーグ体重上位TOP10》
横綱:エルドレッド(広島)
122キロ 196センチ
大関:メッセンジャー(阪神)
121キロ 198センチ
関脇:ポレダ(巨人)
109キロ 198センチ
小結:ドリス(阪神)
109キロ 195センチ
前頭1:ビシエド(中日)
108キロ 185センチ
前頭2:マテオ(阪神)
107キロ 188センチ
前頭3:ハイメ(中日)
106キロ 188センチ
前頭4:ネイラー(中日)
105キロ 196センチ
前頭5:オンドルセク(ヤクルト)
104キロ 203センチ
前頭6:マシソン(巨人)
104キロ 191センチ

 パの横綱がアマダーなら、セ・リーグ横綱は今年もエルドレッド(広島)で122キロ。続いてメッセンジャー(阪神)の121キロ。どちらも昨季と登録上は変わらない体重だ。

 気になるのは、今季から上位陣に名を連ねている阪神のドリスとマテオ、中日のビシエドとハイメといった新外国人選手たち。エルドレッドやメッセンジャーのように、その体躯を活かしたパワーを武器に長く活躍してくれることを期待したい。果たして、その重さを裏切る軽快な動きは見せてくれるだろうか?


100キロ超え、はセ・パとも21人ずつ


 今季、重量級と呼ぶに相応しい「100キロ超え」を果たした選手は、奇しくもセ・パとも21人ずつ、計42人だった。

 100キロ超えがもっとも多かった球団は阪神で6人。もっとも少なかったのは広島で1人だった。カープ伝統の猛練習で絞れてしまうのか? 猛練習に耐えられる選手を求めると締まった選手が集まるのだろうか?

 日本人最重量は井上晴哉(ロッテ)で114キロ。次いで細川亨(ソフトバンク)の105キロ。ちなみに細川は昨季よりも1キロ増。捕手で100キロ超は細川のみだが、膝の負担は大丈夫だろうか?


あの選手は何キロなのか?


 ランキングから漏れた、つまり100キロに達していない選手たちについても見ていこう。このオフ、トレーニングと食事増による100キロ超えでニュースになった大谷翔平(日本ハム)だが、球団公式サイトでは92キロ。本人も「100キロからキャンプで絞ってシーズンに臨む」とコメントしていたが、実際には何キロでシーズンインするのか?

 毎年、ファンから「減量してくれよ〜」と嘆き節が聞こえるのは、今季復活にかける松坂大輔(ソフトバンク)。実は登録上は昨季も今季も93キロと変わらない。ただ、見た目は明らかに今年の方がシェイプアップしているだけに期待したいところ。ちなみに、ソフトバンクの日本人投手のなかでは、摂津正(95キロ)、五十嵐亮太(94キロ)の方が重かったりする。

 大谷や松坂の例からもわかる通り、公表体重はサバを読んでいる、または申請してから増減している場合も多い。ただ、最近はどの競技でも、アスリートの体重、体脂肪を管理し、グラム単位で調整している例も珍しくない。

 その辺の「ユルさ」が野球の良さでもある一方、今の時代なら、こまめに最新体重を公表することもできるはずだ。ファンはその数値をもとに、体重落ちてきたけどスタミナは大丈夫か? と心配したり、春に比べて絞れてきた! と活躍を期待したりすることもできる。NPBおよび各球団は「情報開示」という責務を果たす上でも、正確で常に最新の体重を公開すべき、という要望も付け加えておきたい。


文=オグマナオト(おぐま・なおと)

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