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《オープン戦チェック》WBCで抜けた野手の「穴の生かし方」。各球団は穴をどう埋めている?


 今年もやはり盛り上がっているWBC。その裏でひっそりとオープン戦が開催されているが、WBCイヤーならではの楽しみ方もある。

 WBCで抜けた選手の穴の生かし方だ。特に野手は本来であれば、WBCに出るよスター選手であっても大事な調整の時期。ある程度の出場機会を確保しなくてはならない。

 しかし、「WBCでいない」となると普段よりも若手選手を積極的に起用することができるのだ。首脳陣にとっても、開幕1軍当落線上の選手にとっても大チャンスだ。

 野手をWBCに送り出している8球団の「穴埋め」をチェックしてみた。

広島東洋カープ


■WBC出場選手
田中広輔/菊池涼介/鈴木誠也

 最多3人の野手をWBCに送り出した広島。菊池涼介と田中広輔の二遊間が不在だが、安部友裕と西川龍馬の2人が起用されている。とはいえ、“タナキク”が帰ってくるとスタメンの座は譲らないだろう。現実的には三塁のスタメンを狙いたいが、新外国人のペーニャが三塁で結果を出しはじめている。首脳陣も悩ましいところだ。


 鈴木誠也の抜けた外野では堂林翔太が積極的に起用されているが、5試合終了時点で打率.176でスタートダッシュにやや失敗気味。こちらも鈴木誠也のレギュラーに変動はなさそうだ。


読売ジャイアンツ


■WBC出場
小林誠司/坂本勇人

 正捕手の小林誠司とキャプテンの坂本勇人がWBC出場中の巨人。捕手は2年目の宇佐見真吾がスタメンで起用され、打撃では前評判通りのパンチ力を発揮している。リード面も試合を重ねるごとに成長の兆しを見せており、2番手捕手に名乗りを上げる可能性は高い。宇佐見にとってはWBCさまさまだろう。

 遊撃には吉川大幾、辻東倫が併用されているが、もちろん二塁手争いの一環。二塁では立岡宗一郎が1番で起用され続けており、固定化されそうな展開だが、2人がここに食い込めるかにも注目したい。

横浜DeNAベイスターズ


■WBC出場
筒香嘉智

 筒香嘉智の不在で空白の左翼では乙坂智、荒波翔、関根大気ら、センタータイプの外野手を次々と日替わり起用。好調の中堅・桑原将志との勝負になる。


中日ドラゴンズ


■WBC出場
平田良介

 近藤弘基、松井佑介、石岡諒太ら、“もう一声”ほしい外野勢に今季から外野本格挑戦の遠藤一星も加わり、熾烈な外野1枠争いが繰り広げられている。ナニータが抜け、やや手薄になった外野陣だが、平田良介不在の折にそれぞれがどこまで成長できるか。ここが今季のポイントになりそうだ。


東京ヤクルトスワローズ


■WBC出場
山田哲人

 西浦直亨、谷内亮太らが山田哲人の穴を埋めている。それよりも重大な焦点は川端慎吾が椎間板ヘルニアで抜けた三塁。しかし、トッププロスペクトの廣岡大志が辛抱強く起用されているが、オープン戦終盤の三塁はどうなるのか、内野手争いに注目。


北海道日本ハムファイターズ


■WBC出場
大野奨太/中田翔

 大野奨太に代わる捕手は2番手の市川友也が基調だが、大嶋匠、清水優心らも試されている。ここ数年の課題だった3番手捕手の確立なるか。

 中田翔の抜けた一塁では2年目の横尾俊建が中軸で躍動中。シーズンでも指名打者や代打など、打撃の要所に浮上しそうだ。


福岡ソフトバンクホークス


■WBC出場
松田宣浩/内川聖一

 内川聖一に代わって一塁を任されているのは新外国人のジェンセン。6試合で2本塁打を放っているが、デスパイネの加入が決定し、ここで結果を残さなければ外国人枠争いに敗れてしまう。オープン戦から山場を迎えている。

 松田宣浩の抜けた三塁は明石健志や川島慶三らユーティリティープレーヤーが守っている。戦術的な幅が広がりそうだ。


埼玉西武ライオンズ


■WBC出場
炭谷銀仁朗、秋山翔吾

 炭谷が緊急招集され、森友哉を徹底的に育てるチャンスだったが、その森がキューバとの壮行試合で死球を受けて骨折。プランが大きく狂ってしまった。中田祥多、岡田雅利、上本達之の3人が開幕1軍を賭けた戦いを展開する。


 外野は韋駄天・金子侑司がセンターに回り、ライトに入った木村文紀が大爆発。いい収穫が生まれている。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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