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ペナントレース開幕!埼玉西武ライオンズ戦力分析〜野球太郎推奨のスタメンはこれだ!

投打に軸がいるだけに、脇を固める選手、若手の成長に期待

チームバランス

 昨季は最下位の楽天と、わずか1ゲーム差での5位。6月初めに伊原春樹前監督が休養、選手間との意思疎通の問題が取り沙汰されたが、低迷の要因は戦力の薄さだろう。2010年の細川亨(現ソフトバンク)に始まり、中島裕之(現オリックス)、涌井秀章(現ロッテ)、片岡治大(現巨人)と、要所を担う主力が次々に抜けた影響は計り知れない。その間、「有望」と目された新人たちがことごとく伸び悩み、穴埋めも順調ではないのだ。

 昨オフはFAの炭谷銀仁朗を引き留めた半面、小谷野栄一(現オリックス)、中島は獲得ならず。新外国人選手を5人も獲っている。その点、成長が見込める若手が少ない裏返しと言えそうだ。

 それでも昨年のドラフトでは、1位指名で将来のエース候補の?橋光成を獲り、二遊間は即戦力の外崎修汰も獲った。2013年ドラフト1位、捕手の森友哉は高校出ながら、1年目の昨季41試合で6本塁打と飛躍を予感させた。徐々に生え抜きで地盤を固める準備もできてきただけに、田邊徳雄新監督のチーム作りに注目したい。


投手力と守備力

 先発陣は昨季13勝のノーヒッター、岸孝之が軸。二番手以降は牧田和久、野上亮磨、菊池雄星、十亀剣、岡本洋介と頭数はそろっている。ただし実績十分の投手が少ないのは気がかりで、若手の成長が大いに望まれるところだ。

 救援陣は抑えの?橋朋己が盤石も、中継ぎは絶対的な投手が見当たらず、新外国人のバスケス、もしくはルブランに期待がかかる。

 捕手は炭谷が健在で、森、岡田雅利が控える。20歳の森はどこまで経験を積めるか。

 守りは二遊間がカギ。昨年は浅村栄斗が二塁でミスを重ね、打撃にも影響した。遊撃も固定できていない。打力との兼ね合いもあるが、理想は守備優先の起用だ。


攻撃力

 昨季はチーム打率が14年ぶりにリーグワーストで、三振はプロ野球ワースト記録を更新。打撃指導経験が豊富な田邊監督にとって、打線全体の質の向上が課題となるが、焦点は1、2番だ。

 中軸は本塁打王コンビの中村剛也とメヒア、栗山巧で決まり。その前は流動的だったが、1番は秋山翔吾として、2番をどうするか。渡辺直人、金子侑司、鬼?裕司と候補がいて、タイプ的に1、2番という新外国人のセラテリも控えている。いずれにせよ、中軸は破壊力があるだけに、出塁できてつなげる選手で固定すべきだろう。また、昨季は盗塁が少なかったので、足を生かした機動力をもっと使いたい。

◎野球太郎推奨打線はこれだ!

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