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甲子園も終盤戦へ!大会の話題をさらった高校野球部ユニフォームは?

明徳義塾、天理、智弁和歌山といった常連校が初戦で姿を消し、春のセンバツを制した敦賀気比も2戦目に敗退。さらには、熱中症でプレー続行不可能となった選手も現れるなど、猛暑の中でサバイバルな大会となった今夏の甲子園大会。

そんな中で、すでに敗れはしたものの、そのユニフォームで注目の的となった高校がいくつかある。

横書きが斬新な上田西


まずは長野代表の上田西だ。グレーのピンストライプに、胸に横書きの漢字で「上田西」と入っているのだが、そのデザインがなかなかの個性を発揮している。「上」の字のいちばん下の横棒、「田」の字の真ん中の横棒、「西」のいちばん上の横棒が斜め上に一直線で貫かれ、まるでアイドルのサインのようなロゴなのである。

宮崎日大を3対0で破り1回戦を突破するも、2回戦は作新学院に6対10で敗れた上田西。エースの草海光貴投手は2年生で、もう1年チャンスがある。ぜひまた甲子園で、そのユニフォーム姿を見せてほしい。



説明するのが難しい色のユニフォーム


石川代表の遊学館高校は、胸に「遊学館」と漢字3文字が書かれているよくあるパターンだが、生地の色がなんとクリームがかったシャンパンゴールド。この夏の大会に合わせて新調されたカラーとのことで、光の加減によってはゴールドが強めに輝いたり、はたまた薄いピンク色にも見えたりと、甲子園球場の黒い土と緑の芝に映えるユニフォームとなっている。こちらも初戦は九州学院を5対3で破ったが、2戦目は東海大相模に2対11で敗退。



白地に大きな「S」を左胸にあしらった下関商のユニフォームも、いまでは個性的な部類と言えるだろう。日本のプロ野球でも西武が近いデザインを採用していたり、メジャー・リーグにも似たようなパターンを使っているところもある。このシンプルながらも、どこかクラシカルな雰囲気を漂わせるユニフォームで甲子園に登場した下関商は、白樺学園を延長11回サヨナラ勝ちで下し初戦を突破したが、2戦目は東海大甲府に1対9と圧倒されてしまった。

紹介した3校は偶然にも「初戦勝利→2戦目で敗退」という結果だったが、高校野球ファンには、その奮闘ぶりとともに個性的なユニフォームの残像が焼き付けられたに違いない。



有名大学の付属校や系列校は、同じようなユニフォームを着ることも多く、それはそれで相手チームに威圧感を与えることもあるだろうが、ユニークさはどうしても薄くなってしまう。

対して、個性派のユニフォームはインパクトが絶大で、とくに縁があるわけでもない高校でも気になって生中継のチャンネルを合わせたり、夜のダイジェスト番組をチェックしたりと、いつのまにか応援してしまっているファンも多いはず。

野球の大会なだけに、もちろんプレーが第一だが、ユニフォームにも注目するとさらに高校野球が楽しくなるかもしれない。

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