週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

2014シーズンのCS進出はどこになるのか? 日本一早い予想クイズ!

 来年に向けて、未来の話題を題材にし、答えは未来にしかわからない「2014大展望クイズ」。今回は「2014年プロ野球CS進出チームはどこだ?」をテーマに出題します。

 現在、着々と戦力補強を進めている12球団。今シーズンのように白熱したCS争いが予想される来シーズン、勝ち残るのはどこのチームでしょうか。なお、多大にフィクションを含みますので、そのあたりはご了承ください。


――日付は2014年10月某日。ペナントレースの激闘が終わり、いよいよCSファーストステージが開幕する日だ…。

 さあ、2014年もセ・リーグ、パ・リーグともに最後までもつれにもつれたペナントレース。今日から両リーグのAクラス進出を決めたチーム同士で、日本シリーズ進出を懸けた戦いが始まります。2013年、セ・リーグでは16年ぶりにAクラス入りを果たした3位・広島が、2位・阪神をCSファーストステージで撃破し、CSファイナルステージまで進出しましたね。

 2014年セ・リーグのCS進出チームはペナントレース2位の( イ )と3位の( ロ )が激突します! その両チームが、セ・リーグ1位の( ハ )と戦うわけですが…。
Q.それぞれの空欄イ、ロ、ハにあてはまるチームはどこでしょう?

1.巨人
2.阪神
3.広島
4.中日
5.DeNA
6.ヤクルト


 2013年は最下位に沈んだヤクルトは、今シーズンも苦戦が予想されました。しかし、バレンティンは健在で、投手陣では2年目のジンクスが噂された小川泰弘も大活躍!「若手に負けてなるものか」とベテランの石川雅規も昨年の6勝から大幅に勝ち星をアップしました。

 DeNAも2013年の悔しさをバネに、筒香嘉智が大ブレイク! 中村紀洋を追いやる活躍を見せ、「ハマの大砲」襲名の基礎を築きました。投手陣では2年目の井納翔一、三嶋一輝が先発・抑えに大車輪の活躍。そしてドラフト3位の嶺井博希と入団3年目の?城俊人がお互い切磋琢磨して、向こう10年、DeNAの捕手は万全となりました。

 阪神は9回を任せることができる呉昇桓(オ・スンファン)の加入がズバリ当たりました。成長著しい松田遼馬もセットアッパーとして1年戦える体力がつき、「新・勝利の方程式」が確立しました。


▲松田遼馬(阪神)

 広島はなんといっても投手王国を形成しつつあります。エースの前田健太はもちろん、野村祐輔に続く存在として、大竹寛の代わりにドラフト1・2位コンビの大瀬良大地と九里亜蓮がシーズンを乗り切りました。1980年代後半の「北別府、川口、大野、金石、長冨、白武、川端、津田」時代に匹敵する投手王国再来を予感させます。

 今季も戦力は盤石の巨人はやはり強い。阿部慎之助の衰えは気になるところですが、それをドラフト1位の小林誠司が守備面でサポート。投手陣も2年目の菅野智之が右のエースとして活躍し、内海哲也や杉内俊哉、新加入の大竹寛とともに安定した投手陣を形成。死角はなかなか見つからないでしょう。

 しかし、最大のダークホースは、谷繁元信新監督が率いる新生・中日ドラゴンズ。自らの出場は減りましたが、もともと投手力には定評のあるチーム。ケガから復帰した吉見一起や山内壮馬、首脳陣の交代で再契約となった川上憲伸は完全復活し、先発転向の岡田俊哉、昨年2ケタ勝った大野雄大らの先発陣は、バラエティに富んでいます。

▲岡田俊哉(中日)

 続いてパ・リーグにいきましょう。2013年は2位・西武と3位・ロッテの順位が最終戦まで決定せず、もつれにもつれました。2014年も同じような展開でしたが、さらに1位のチームが決まるまでも大変で、1位から6位まで、全ての順位が最終戦まで確定しないという、空前の「熱パ」になりました! まずは3位の( 二 )はそして2位の( ホ )とCSファーストステージで激突します。そしてその勝者がペナントレース1位の( ヘ )と対決します。
Q.それぞれの空欄二、ホ、ヘにあてはまるチームはどこでしょう?

1.楽天
2.西武
3.ロッテ
4.ソフトバンク
5.オリックス
6.日本ハム


 まずは2013年最下位の日本ハム。パ・リーグの、いや日本の4番打者に成長した中田翔は、昨年のケガで離脱した悔しさをバネに、見事な成績を残しました。投手陣は吉川光夫が復活。2年目の大谷翔平もすっかりプロの顔になりましたね。

 オリックスは外国人選手が抜け、さらに打線が弱体化するかもしれませんでしたが、T-岡田の復活が大きい。投手陣は新戦力の吉田一将と東明大貴が1年目からローテを守り、安定感抜群の金子千尋とともに大活躍。やはりオリックスの社会人出身投手はブレイクするというジンクスは健在です。

 2013年オフに大補強したソフトバンクは、その補強が吉と出ました。投手陣よりも打線で勝負する、荒々しいチームに変わりましたね。昨年の首位打者・長谷川勇也、内川聖一と出塁回数が多い打者の後に4番・李大浩が構え、相乗効果をもたらしました。李大浩を獲得したことで若き左右の大砲・松田宣浩と柳田悠岐も発奮しました。

▲柳田悠岐(ソフトバンク)

 ロッテはなんといっても涌井秀章の加入が大きかった! 成瀬善久、唐川侑己のほか、2013年にブレイクした古谷拓哉、西野勇士らと先発陣は12球団でも有数の戦力が整っています。野手陣では伊東勤監督の厳しい指導で、江村直也と田村龍弘が急成長。正捕手・里崎智也を脅かす存在までに成長しました。

 ヘルマンと片岡治大は抜け不安視された西武でしたが、二塁手にコンバートされた浅村栄斗は今年も活躍。2年目の金子侑司や永江恭平らが遊撃手のポジション争いをするなかで、実力を伸ばしました。走力がある選手が抜けても、伊原新監督の「足」を生かした攻撃の意識付けで、まったく戦力ダウンを感じさせませんでした。

 そして昨年度チャンピオンの楽天。なんといっても田中将大の残留が大きかった! 先発登板での活躍だけではなく、投手としての心得を後輩へ伝授しました。則本昂大は2年目のジンクスをはねのけ、釜田佳直も輝きを取り戻しました。田中がいなかったら今シーズンは安定した成績を残せなかったでしょう。また野手陣では、昨年の優勝で自信をつけた銀次や岡島豪郎、島内宏明、枡田慎太郎らも活躍しましたね。

▲則本昂大(楽天)

 それでは全国のプロ野球ファンのみなさま、そろそろ2014年CSファーストステージが開幕します。お見逃しないようにお気をつけください!

 実際の答え……どのチームが上位になり、誰が活躍するのか。予想を越えた選手の台頭はあるのか? 2014年の10月までお楽しみに!!


■ライター・プロフィール
鈴木雷人(すずき・らいと)…会社勤めの傍ら、大好きな野球を中心とした雑食系物書きとして活動中。"ファン目線を大切に"をモットーに、プロアマ問わず野球を追いかけている。Twitterは@suzukiwrite

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方