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【2018年夏の甲子園 南大阪みどころ】バラエティーに富んだ個性派投手の共演 南大阪を勝ち抜く打を見せるのは誰だ!

投手編〜立石、大石のライバル同士

注目投手 立石健

立石健(大体大浪商)は最速140キロを超えるストレートが魅力の本格派右腕でプロも注目している。
2年春から公式戦に出場し、夏まで28イニング連続無失点を記録するなど、失点が少ない投手だ。
昨夏の履正社戦では安田尚憲(現ロッテ)から空振り三振を奪ったことも。
2種類のスライダーなど、変化球も豊富だが、持ち味はやはりストレート。
春季府大会の大阪桐蔭戦では2イニング1失点だったが、「最近では一番よかった」と表情は充実していた。
100回大会を意識して、南大阪の大体大浪商に入学。
狙いを定めていた39年ぶりの夏出場を目指す。

 その立石とライバル関係なのが大石晟慈(近大付)だ。
140キロのストレートも変化球もキレがある。
さらに左投手独特の牽制術にも長けており、走者を出してからが大石の真骨頂とも言える。
昨秋の大阪府大会では立石と投げ合い、12奪三振1失点で投げ勝った。
近畿大会は8強で敗れ、センバツ出場が叶わなかっただけに、夏にかける思いは強い。
冬は大阪桐蔭主体で構成された大阪府選抜の台湾遠征に立石とともに選ばれた。
春は大舞台で登板する姿を見せなかっただけに、夏にどんな姿を見せるのかに注目が集まる。
中学時代は羽曳野ボーイズでジャイアンツカップを優勝。
侍ジャパンU-15代表に選出された経歴を持つ。
最後に近大付が夏に出場したのは10年前の南大阪大会。
記念大会に強い近大付を証明したい。

 木元康允(初芝立命館)は入学時は遊撃手として双子の兄・康友と二遊間を組んでいたが、1年秋に投手に転向。
オーバースローから徐々にヒジを下げ、2年春はサイド。
その後、アンダースローとなり、今春4強入り。
ストレートと変化球のコンビネーションが冴える。
双子で挑む最後の大会。
サブマリンが南大阪を席巻できるか。

 森田直樹、永島優汰とタイプの違う2投手を擁する大塚は公立の雄。
南北に分かれた今大会が初出場への最大の好機だ。
田中千晴(浪速)はチームが春季府大会を辞退したのは残念だったが、187センチの長身から投げ下ろすストレートには密かにスカウト陣も注目している。
夏の投球を楽しみにしたい。
中田健太(興國)は今春、履正社を完封し名を上げた。
テンポとコントロールのよさに視察したスカウトも思わず「イイね」と賛辞を送った。
大学ですぐに出てきそうな楽しみな右腕だ。

野手編〜高倉の長打力光る

注目野手 橋本星哉

 高倉龍侑(近大付)は左のスラッガー。
昨秋の近畿大会では大阪シティ信用金庫スタジアム(旧舞洲球場)の右中間最深部に特大の本塁打を放った。
エースの大石とともに1年夏からレギュラー。
大学と同じユニフォームになってからまだ出場がない同校を甲子園へ導くカギを握っている。

 捕手では橋本星哉(興國)に注目したい。
昨年からマスクを被り、経験は豊富だ。
タイプの違う投手陣を冷静にリードする。
小原海斗(大塚)は小柄ながらも献身的に支える好捕手。

 吉田颯汰(大体大浪商)は春季府大会の勝負所で本塁打を放った長打力が魅力。
村上拓巳(上宮太子)は守備範囲が広い、実戦的な遊撃手だ。

大会展望〜各校にチャンスありの熾烈な戦い

南大阪 勢力ピラミッド

一言で表現すると「大混戦」だ。
春4強の大体大浪商、秋近畿8強の近大付が一応の本命候補ではある。
しかし、興國、初芝立命館、上宮太子、公立の雄・大塚などにも十分チャンスがある。
春季府大会を辞退した大阪偕星学園や浪速も不気味だ。
100回大会で南北に分かれることを想定して南大阪の高校に入学してきた世代。
大阪桐蔭や履正社がいないという状況を利用して、甲子園に出場し、再び2強と競っていく来年以降も戦える自信をつけてほしい。

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