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ゲンを担ぎたい2018年・節目の男たち。内海哲也(巨人)、藤浪晋太郎(阪神)ら戌年男の縁起は?

2018-01-02(火)12:00

ゲンを担ぎたい2018年・節目の男たち。内海哲也(巨人)、藤浪晋太郎(阪神)ら戌年男の縁起は?

 誰にも等しく訪れる人生の節目。日本では「はたち」や「みそじ」といった10年1単位の節目のほかに、12年に1度巡ってくる干支もある。その12年の節目を迎える者は「年男、年女」と呼ばれ、縁起がいいとされている。

 プロ野球界は実力社会ではあるが、年男が持つ「縁起パワー」の影響も少なからずあるはず。そこで連載『年男&厄年男。2018年、節目の男たち!』の第1回では、2018年に年男を迎える戌年の選手をピックアップ。縁起のいいシーズンを占ってみる。

◎プロ生活2度目の戌年に再起を掛ける内海


■戌年男@:内海哲也(巨人、1982年4月29日生まれ)

 ここ4年間の勝ち星が7勝、2勝、9勝、2勝。故障に加え、寄る年波に力を奪われつつあるのか、苦戦が続く内海哲也(巨人)。2006年から2013年にかけては8シーズン中7シーズンで2ケタ勝利、2ケタを逃した2009年も9勝と安定した成績を残してきた。しかし近年の物足りなさから、2017年オフには50パーセントの減俸を言い渡された。

 今の内海がプロ野球選手として岐路に立たされていることは想像に難くない。2011年から2年連続で最多勝を獲得し、巨人の投手陣を支えてきた実力派だけに、筆者の独断だが、納得できる投球ができないと判断すれば、きっぱりと足を洗うようにも感じる。

 同じ東京ガス出身の同級生でチームメイトだった片岡治大は2017年シーズンを限りに引退。巨人の2軍内野守備走塁コーチに就任した。その片岡を見ながら、なお現役を続けるのは、「まだやれる」という魂の炎が消えていない何よりの証拠だろう。2018年に期するものがあるはずだ。

 前回の戌年(24歳)のときは、初の2桁勝利(12勝)を挙げてエースの座をつかみ取った。それだけに2度目の年男を迎える2018年を、また転機の年にしてほしい。

◎衰え知らずのアラフォー・内川


■戌年男A:内川聖一(ソフトバンク、1982年8月4日生まれ)

 内海とは逆に「老いて尚ますます盛ん」と思わせるのが内川聖一(ソフトバンク)。2017年は故障で出場数が73試合にとどまったが、それでも12本塁打を放ち、5年連続2桁本塁打を継続した。

 しかも、楽天とのCSファイナルステージでは4試合連続本塁打。DeNAとの日本シリーズでは第6戦に起死回生の一発を叩き込むなど、チームを救い、ファンの記憶に残るアーチを連発したのはさすがのひと言。

 安打製造機と呼ばれた男は、30歳を超えてモデルチェンジ。長打力にも磨きをかけ、値千金の本塁打を放ってきた。人間、何歳になっても成長できることを、内川は身を持って示している。

 ちなみに24歳(2006年の年男)のときは、キャリア初の100安打超え(115本)を達成した。今年の年男のシーズン、36歳で初の20本塁打超えを果たすかも!?


◎迷いのなかでもがく藤浪は試練を超えられるか


■戌年男B:藤浪晋太郎(阪神、1994年4月12日生まれ)

 2013年のルーキーイヤーから3年連続で2ケタ勝利(10勝、11勝、14勝)を挙げ、甲子園春夏連覇投手の実力を遺憾なく発揮していた藤浪晋太郎(阪神)。しかし、いい流れが突如ストップ。ここ2年は7勝、3勝に終わり、黒星が上回る苦境に陥っている。

 その原因は四死球の多さと言われている。2017年は59イニングで45与四死球と、持ち前の奪三振数(41個)を上回った。高校時代からのライバル・大谷翔平(エンゼルス)に水をあけられてしまった。

 しかし、多くの一流選手は試練を乗り越えて、その地位を築いている。今、藤浪にその壁がやってきたということだろう。

 このまま尻すぼみで終わってしまうのか、それとも不死鳥のごとく復活するのか。まさに「年男」の節目が、ターニングポイントになりそうだ。


◎旬のバットマンがさらに大暴れ


■戌年男C:鈴木誠也(広島、1994年8月18日生まれ)

 セ・リーグ連覇を遂げた広島躍進の象徴・鈴木誠也も、2018年に年男のシーズンを迎える。2016年にレギュラーとなってから「神ってる」活躍を続ける男は、2017年には4番も経験。チームになくてはならない選手になった。

 2017年は故障さえなければ本塁打や打点はキャリアハイを更新したのは間違いない。日々進、化しているだけに、2018年は開幕から4番に座って打ちまくるところを見たい。

 一度目の転機は2016年だったが、まだタイトルには縁がない。2018年はぜひタイトルを奪い、戌年男の主役になれ!


◎プロ野球選手として迎えたい2度目の年男


 キャリアの終着点が見えてくる36歳、働き盛りの24歳。プロ野球選手の12年間という区切りは立ち位置に大きな差が出る。

 しかし、36歳を迎えるとはいえ内川のようにバリバリに打ちまくるベテランもいるだけに、単に年齢だけで語れない。内海も年齢とともに実績を積み重ねたからこそ、アラフォーを迎えてもなおプロ野球選手として生きていけるわけだ。

 24歳の藤浪や鈴木も、ゆくゆくはもう1度年男を迎えてほしい。今は12年先のことは考えられないだろうが、戦い続けていれば、きっとあっという間に干支はひと周りする。


文=森田真悟(もりた・しんご)

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