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【高校野球】目指すは悲願の世界一! 高校ジャパンの国際試合での軌跡

東海大相模の優勝で終えた今夏の甲子園の余韻がまだ残る中、第27回WBSC・U-18ワールドカップが8月28日から開幕した。地元開催、話題の1年生・清宮幸太郎(早稲田実)の4番抜擢、オコエ瑠偉(関東一高)のアグレッシブな走塁、甲子園決勝を投げ合った小笠原慎之介(東海大相模)、佐藤世那(仙台育英)の好投…。非常に見どころが多く予選リーグから目が離せない状況が続いている。


以前の場合、甲子園終了後の高校選抜はアメリカ、韓国などと親善試合を行うのがメインだった。しかし、ここ数年は国際大会への出場が増え、純粋な「高校日本代表」として注目を集めている。国際大会を戦うのが主流となってきた、高校ジャパンの過去の国際試合での戦いを振り返る。

地元開催のアジアAAAで優勝!


アジアの国際大会であるアジアAAA野球選手権がスタートしたのは1994年。日本は選抜メンバーで出場した。この記念すべき第1回は福留孝介(PL学園、現阪神)、沢井良輔(銚子商、元ロッテ)、藤井秀悟(今治西、元横浜DeNAなど)を擁し優勝を果たしている。

なかでもアジアAAAの日本代表で注目を浴びたのが地元開催となった1998年の第3回。春夏連覇を達成した横浜・松坂大輔(現ソフトバンク)を筆頭に杉内俊哉(鹿児島実・現巨人)、村田修一(東福岡、現巨人)、東出輝裕(敦賀気比、現広島)ら「松坂世代」中心のチームだ。1次リーグ、2次リーグと無敗で終え決勝トーナメントへ進出。準決勝の中国戦を10対0で大勝すると、決勝の台湾戦は1対1で迎えた8回、東出が決勝のスクイズを決め勝ち越しに成功。先発・松坂は1失点に抑える完投で日本が2大会ぶりの優勝を決めた。この時の投手陣は上重聡(PL学園、現日本テレビアナウンサー)を除く6人が後にプロへ進み、決勝で対戦した台湾には王建民(元ヤンキース)、張誌家(元西武)がいた。

ついに世界大会へ出場


これまで日本は甲子園と同時期に開催されるAAA世界選手権には、ほとんど出場できなかった。しかし2004年、台湾で開催される第21回大会は9月開催となったため甲子園出場選手を中心とした日本代表で出場。この中にはダルビッシュ有(東北、現レンジャーズ)、涌井秀章(横浜、現ロッテ)、鵜久森淳志(済美、現日本ハム)が選ばれている。予選リーグを5勝0敗で1位通過すると、準々決勝のパナマ戦は1対0で勝利。しかしここで雨の影響のため大会日程が変更となり、準決勝や順位決定戦がカットされることに。そのため予選リーグ1位同士の日本とキューバの決勝が行われた。ダルビッシュを先発に立て初優勝を狙った日本だったが、0対4で敗れ惜しくも準優勝となった。

2度目の世界一挑戦


高校日本代表が次に世界大会へ出場したのは韓国で行われた第25回大会。春夏連覇を果たした大阪桐蔭の藤浪晋太郎(現阪神)、森友哉(当時2年、現西武)、花巻東の大谷翔平(現日本ハ ム)ら個々の能力が高い選手たちが揃った。第1ラウンドではカナダに次ぐB組2位で通過するが、第2ラウンドはアメリカ、カナダ、コロンビアに敗れる結果に。6位決定戦で地元・韓国と対戦するが0対3で敗れ、最終的に6位に終わった。

翌2013年に行われた第26回にも日本は出場。2年連続の代表入りとなった森を筆頭に松井裕樹(桐光学園、現楽天)、甲子園優勝投手の高橋光成(前橋育英2年、現西武)らが選ばれ、初の世界一へ機運が高まっていった。第1ラウンドをA組1位で通過し、第2ラウンドは4勝1敗で終え決勝戦へ進出。アメリカとの決勝は急遽地上波で生中継されるなど高い関心を集めたが、2対3で敗れる結果となった。

(文=武山智史)

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