週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

今週の野球みどころランキング[4月30日(火)〜5月7日(火)]

 『今週の野球みどころランキング』は、5月第1週ゴールデンウイーク真っ最中の今、注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 最後には今後の簡単な野球界のスケジュールを添えていますので、重要事項はチェックしておいてください!


法政大、混乱乗り越え4連勝発進。GWは全国でJABA大会と高校野球
―――アマ野球(大学・社会人)
 全国各地域の春季リーグが開幕。第3週を終えた東京六大学野球では、27日に早稲田大が10-1で明治大を下し通算1200勝(703敗83分け)を達成。これは六大学史上初めて達成された記録です。なお、これに続くのは29日に1142勝目を挙げた明治大となります。今季の成績では、法政大が開幕4連勝で首位に。監督解任騒動を乗り越えよく戦っています。
 東都大学野球も第3週を終了。駒澤大が開幕4連勝で首位に立ち、4季連続優勝を目指す亜細亜大も勝ち点を確実に2点を挙げて2位に。東浜巨(ソフトバンク)の抜けた穴を埋めて戦っています。2部に降格した東洋大は拓殖大に続いて立正大からも勝ち点を挙げられず、2カードを終えて1勝のみ。今季の復帰は早くも厳しい状況に。
 社会人野球は、4月27日から5日間の日程で JABA京都大会が開催中。雨天中止で1日順延となり5月2日に4チームによる決勝トーナメントが行われる予定です。2日からはベーブルース杯大会(岐阜)、日本選手権出場権の対象大会ではありませんが新潟大会、徳山スポニチ大会(山口)も行われ、ゴールデンウイークは全国で社会人野球の大会が開催されます。
 各種大会と合わせて、都市対抗予選も各地域で始まっています。東京では4月27日、29日、5月1日〜3日にかけて一次予選が実施されています。お笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右さんが所属するTOKYO METSは初戦を不戦勝で勝ち上がりましたが、29日の2回戦で熊谷組野球部を前身に持つクラブ・エスプライド鉄腕硬式野球部に15対4で敗戦。残念ながら都市対抗出場の夢は来年以降に持ち越しとなりました。

ダルビッシュが充実の4月を終える。イチローに復調の兆し?
―――MLB
 4月の試合をほぼ終えたMLB。実力派チームが浮上してきており、アメリカンリーグ東地区では7連勝と5連勝(29日時点継続中)を決めたレッドソックス、またそれを追うヤンキースが抜け出すかたちに。西地区ではレンジャーズが投手力を基盤に勝ち星を積み上げ、順等に首位に立ちました。大型補強を行ったブルージェイズ、ア・リーグに移ってきたアストロズなど躍進を狙うチームは苦しい戦いが続いています。
 ナショナルリーグは東地区でスタートダッシュを決めたブレーブスが、4月後半に4勝8敗(前半11勝1敗)と負けが込み、集団に巻き込まれそうな状況。チームの再建を図るマーリンズは6勝19敗と大きく負け越しています。中地区では開幕直後に勝ちに恵まれなかったブルワーズが9連勝で一気に星を戻し5割超え。全体的に上位と下位の差が縮まって4月を終わりました。
 日本人選手はこの1週間も存在感をアピール。ダルビッシュ有(レンジャーズ)は25日のエンゼルス戦に先発し好投。6回を被安打3、11奪三振という投球で4勝目。これでア・リーグの勝利数第2位、防御率(1.65)は第4位、49奪三振は第1位と、リーグトップクラスの成績で4月を終えました。黒田博樹(ヤンキース)は26日のブルージェイズ戦に先発。序盤に3点を失いながらもそこから立て直して6回を投げきり3勝目。岩隈久志(マリナーズ)は24日のアストロズ戦、29日のエンゼルス戦に登板し2試合で自責点は2。岩隈はいずれの試合でも勝敗はつきませんでしたが、防御率は1.67となりア・リーグで第5位に。
 野手ではイチロー(ヤンキース)に復調の兆し。24日から5試合連続安打で少しずつ打率を上げており、25日には日米通算3900安打も達成しています。
 また、少し先の話ですが、オールスターゲームのファン投票もスタート。投票用紙にはイチロー、青木宣親(ブルワーズ)らが名前を連ねています。

ここに注目、ゴールデンウイークのNPB
――― NPB
・松井の引退セレモニー&国民栄誉賞授与
 5月5日、14時から東京ドームで行われる広島戦の試合開始前に、松井秀喜氏の引退セレモニーが実施されます。またここで同時に、長嶋茂雄氏と松井秀喜氏への国民栄誉賞も贈られることに。巨人の歴史に新たな1ページを刻むイベントになりそう。
・谷繁とノリ、2000本安打達成なるか
 29日までの記録では2000本安打に残り5本の谷繁元信(中日)、8本の中村紀洋(DeNA)の記録達成の可能性があります。DeNAと中日は、5月6日までのGW期間中に6試合を予定しており、谷繁はスランプに陥らなければほぼ確実に、中村は1回軽い固め打ちが出ればなんとか届くかも。
・ロッテの新遊撃手・鈴木、規定打席到達なるか
 ロッテでショートに入っている鈴木大地の打撃が3試合連続三塁打を記録するなど好調。チームの調子も合わせて昇り調子に。4月29日現在でチームの規定打席は81打席。鈴木の打席数は74で7打席足りませんが、起用や展開次第ではあGW期間中に規定打席に到達する可能性も。もし到達した際には、現在打率.373の鈴木はランキング上位に食い込むことも予想されます。
・牧田(西武)の芸術的ピッチングを
 4月23日、牧田和久(西武)は凡打の山を築き、奪三振0という珍しい内容で今季初完封。3勝0敗でハーラートップタイ、防御率も0.85で1位に。WBCより好調を維持するサブマリンの冴え渡る投球術、次は5月1日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で見ることができそうです。
・ブランコの古巣に再びのリベンジ?
 27試合で14本塁打(4月29日時点)と2試合に1本を超えるペースで本塁打を量産するDeNAのブランコ。4月19〜21日の中日との3連戦では3試合連続弾と古巣の投手陣を打ち砕きチームは3連勝。5月3日〜5日にはナゴヤドームでもう一度中日との3連戦がありますが、慣れ親しんだ球場での再爆発は?

桐光・松井が全開。初失点も神奈川県大会準決勝へ
―――高校野球
 春季大会が佳境を迎えている高校野球。神奈川県大会では、昨年の夏に話題を集めた桐光学園の左腕・松井裕樹が冬を越えて成長。難関地区のライバルたちをなぎ倒し続けています。28日の準々決勝で横浜隼人と対戦。7回を1失点、12奪三振と今大会初失点を喫しましたが、味方打線が7回までに9点を奪いコールド勝ち。5月3日の日大藤沢との準決勝へコマを進めました。これに勝利すると桐光学園は関東大会出場が決まります。
 そのほか28日には東京で帝京が日大三を下し、岐阜ではセンバツで活躍した県岐阜商が大垣日大を抑えて優勝。また広島では瀬戸内が10年ぶりの優勝を果たしています。29日には、三重でいなべ総合が津商との延長戦に競り勝って初優勝。連休中には、北海道・東北を除く多くの府県で準決勝や決勝が行われます。四国では各県の代表が出場する四国大会が3日から5日の日程で開催予定。
 また、関連する話題としては甲子園大会の入場チケットの値上げが発表されました。中央特別自由席が2000円(400円増)に、一、三塁特別自由席が1500円(300円増)に、アルプス席が600円(100円増)になるとのこと。また合わせて日程変更も決まり、準々決勝は4試合を1日で行う形式に戻され、準決勝との間に1日の休養日が設けられることになるようです。
 24日には1969年の夏の大会で三沢(青森)と延長18回の死闘を演じた松山商(愛媛)の監督を務めた一色俊作氏の訃報が伝えられています。

ほとんど奇跡! 広島・廣瀬が連続出塁の日本記録達成
――― NPB
 4月26日に、広島の廣瀬純がプロ野球新記録となる15打席連続出塁を記録しました。記録のスタートは21日。巨人戦(マツダスタジアム)の8回に中前打で、延長10回に死球で出塁。次の23日のヤクルト戦(神宮)では4度打席に立ち、死球と3四球。雨で中止を挟んで25日の同じくヤクルト戦では、二塁打を含む3安打と死球、四球をそれぞれ1つずつ記録。これで11打席連続出塁とした廣瀬は、26日の中日戦(マツダスタジアム)で4打席4安打の大当たり。これで都合8安打と7四死球の内訳で「15打席連続出塁」のプロ野球新記録を達成しました。翌日の27日の中日戦では、MLBの伝説的選手、テッド・ウィリアムズが持つ16打席連続出塁に挑みましたが、第1打席でファーストフライを打ち上げこれは達成ならず。なおこれまでの記録「14打席連続出塁」は、1993年の南渕時高(ロッテ)、2003年の高橋由伸(巨人)、小笠原道大(当時日本ハム)が持っていました。
 記録をつくった4試合が2勝2敗と微妙な成績だったこともあってか、廣瀬本人は「記録は皆さんのお酒のつまみにしてもらえれば」と控えめなコメント。しかし平均的な出塁率が3割付近で、それを15回連続させる――と考えると、今回の記録が確率的にどれだけ奇跡的なことかがわかります。2試合目で4四死球をもらい出塁したこと、また達成した試合で4安打を放ったあたりに、記録がうまく伸びた理由がありそうですが、実力・調子・運のすべてがうまく噛み合なければ達成されない記録であることは間違いありません。またいつかその時がくるまで、廣瀬の名は深く刻まれ続けることになります。
 また、プロ野球記録という共通点のある話題では、25日に日本ハムがイースタンリーグで14連敗のリーグタイのワースト記録を48年ぶりに記録。日本ハムは育成枠を使わず選手層は必要最低限に抑え、また調子のいい選手はどんどん1軍に上げて起用する方針で知られます。この結果は、ある意味ではファームをフル活用している証拠ともいえるのかもしれません。ちなみに、連敗を止めた27日のDeNA戦には、自ら志願して2軍調整を買って出た稲葉篤紀が4番で出場。3打数1安打(1四球)1打点で勝利に貢献していました。

先々週は完全試合が続き、先週も連続出塁の日本記録が更新され、勢いがあるような野球界。ゴールデンウイーク後半戦の今週は谷繁選手の2000本安打達成がほぼ行よみとなり、期待されますが、他にもどんなことが起きるのでしょうか、楽しみです。


<<野球界の主なスケジュール>>
女子プロ野球関連

5月3,4日 『ティアラカップ福岡北九州大会』@北九州市民球場 両日とも第1試合が11時、第2試合が13時半試合開始予定

アマチュア野球スケジュール

3月下旬〜 春季高校野球都府県大会
5月3日から6日の連休中に決勝を迎えるのは以下の県。
茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨、富山、福井、静岡、愛知、滋賀、兵庫、岡山、鳥取、島根
4月下旬〜6月上旬 春季高校野球地区大会
◎九州大会(サンマリンスタジアム宮崎)優勝校:久留米商(福岡)
5月3日(金)から3日間:四国大会(オロナミンCスタジアムほか)
5月18日(土)から5日間:関東大会(宇都宮清原球場ほか)
5月24日(金)から3日間:東海大会(四日市市営霞ヶ浦球場ほか)
5月25、26日、6月1、2日(ともに土、日):近畿大会(佐藤薬品スタジアム)
5月27日(月)から7日間:北海道大会(札幌円山球場)
6月1日(土)から3日間:中国大会(松江市営野球場)
6月1日(土)から4日間:北信越大会(石川県立野球場ほか)
6月6日(木)から5日間:東北大会(荘内銀行・日新製薬スタジアムほか)

大学野球開幕

第62回全日本大学野球選手権大会  6月11日〜(6日間)

社会人野球・日本選手権対象試合

5月1、2日  JABA京都大会(わかさスタジアム京都、皇子山球場)
5月2日から4日間  JABAベーブルース杯(岐阜長良川球場、大垣市営北公園球場)
5月7日から5日間  JABA九州大会(北九州市立大谷球場、北九州市民球場)
5月8日から4日間  JABA東北大会(仙台市民球場、石巻市民球場、Kスタ宮城)

プロ野球・GWのスタジアムイベント情報

「楽天ゴールデンウイークシリーズ」【楽天】
5月1日には「ぐるぐるマフラー」、5月4日、5日は中学生以下の来場者限定で「イーグルスキャップ」、5月6日は「松井稼頭央のボブルヘッドフィギュア」がプレゼントされる。昨季引退した草野大輔氏が参加する「草野アンバサダー エンジョイ・フィールド」も開催。

「ジュニアデー」ほか【中日】
中日はナゴヤドームで行われる5月1日の巨人戦で、抽選でドラゴンズ選手直筆サイン色紙を、5月3日〜5日に行われるDeNA戦はジュニアデーとしてチケットを持って入場した中学生以下3000名にドラゴンズキャップをプレゼントする予定。ほかにも岩瀬仁紀が350セーブを記録した試合のウイニングボールの展示なども行われている。

「東京メトロ×GIANTS PRIDE 2013 特別企画 Baseball」【巨人】
巨人と東京メトロは4月27日〜5月29日にかけてスタンプラリー企画を実施。東京メトロ各駅に設置されているラックで入手できるスタンプラリー専用リーフレットに「上野駅」「銀座駅」「押上駅<スカイツリー前>」「王子駅」「駒込駅」「高田馬場駅」「四ツ谷駅」「茅場町駅」「後楽園駅」や東京ドームで押せる特製スタンプを集めて応募すると、抽選で素敵な賞品をプレゼント。

「こども祭り」ほか【阪神】
甲子園で行われる5月5日、6日の巨人戦は「こども祭り」。黄色と黒にタイガースのロゴが入ったオリジナル折り紙で「必勝 虎カブト」が折れるコーナーや、トラッキー・ラッキー・キー太たちのマスコットショーやダンスオーディションなどを開催。

「オードリー春日俊彰が西武ドームプロ“トゥース”!」【西武】
5月5日の日本ハム戦では、西武ドームでのアルバイト経験もあるお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰を企画部長に迎え、さまざまな催しを実施。

「アサヒスーパードライスペシャル2013 どんたくシリーズ」【ソフトバンク】
5月3日〜6日は近藤晃央や遊助ら人気アーティストによる試合開始前のミニライブやステージショーなどを開催。

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方