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【2016夏の高校野球】《青森観戦ガイド》有望選手と大会展望&地区勢力ピラミッド

7月7日〜20日(青森市営野球場ほか)

私学4強を脅かす公立校エースが出現!
選手層極厚の強豪に夏も真っ向勝負挑む

☆★☆ 投手編 ☆★☆

●公立エース・竹本が大旋風!


 元々の評判に今春、実績をプラスしたのが竹本祐瑛(八戸西)だ。185センチ88キロのシルエットはすでにプロのようで、最速143キロのストレートには重厚感がある。スピードへのこだわりを見せつつも、スライダー、カーブ、チェンジアップを交えた丁寧かつ繊細な投球も可。春の県大会決勝では4点を失ったが、毎回の13奪三振と力投し、チームはサヨナラ勝ち。チームを34年ぶり、公立校としては1993年の弘前実以来、23年ぶりの春優勝に導いた。

 球持ちのいい堀岡隼人(青森山田)は最速144キロの重い直球とスライダーが持ち味。センバツで敗れはしたものの、敦賀気比を3安打に抑え、ゴロの山を築いた。171センチの小柄な体格からキレのある直球とスライダー、チェンジアップで翻弄する2年生左腕・三上世視滝も明治神宮大会を経験している。

 青森山田とともにセンバツに出場した八戸学院光星。牽制やフィールディングを含め、投手として総合力がある桜井一樹だが、春の県大会はヒジを痛めてベンチを外れた。ヒジの復調次第になるが、夏は万全の状態で投げられるか。桜井に代わってエースナンバーを背負った和田悠弥は昨秋の公式戦4試合で24回を投げ、防御率0.00をマークしている。

 昨年は八戸工大一の195センチ右腕・内沢航大(法政大)が注目されたが、今年も八戸工大一には好投手が揃う。背中を痛めた影響で春は登板がなかった種市篤暉は最速145キロ、タテのスライダーにフォークと落差を使った投球を得意とする。春は一塁を守り、バットでチームに貢献した。夏は投手としてベールを脱ぐか。また、八戸工大一で種市と負けず劣らずの実力を持っているのが2年生右腕・古屋敷匠眞。回転のいいストレートはスカウトをうならせる。

 弘前学院聖愛も将来性のある左腕・伊藤瑠、遊撃手ながらリリーフ登板をする小西匠、2年生エース・山口大成と多彩だ。

 優勝した八戸西を6回まで無安打に封じた青森商の2年生右腕・伊勢谷玲、三振を奪える投球ができる伊藤楓(八戸学院野辺地西)、連合チームを県大会に導いた青山尚登(金木)、181センチ、93キロの左腕・浪岡凌佑(三沢)らも面白い存在だ。


▲竹本祐瑛(八戸西)

☆★☆ 打者編 ☆★☆

●高打率を残せる打者多数


 今年の青森の野手筆頭は三森大貴(青森山田)だ。昨秋の公式戦打率は.458。予選から全試合で安打を放ったバットコントロールの持ち主で、細身な体格からは想像しがたい飛距離を見せる。遊撃の守備も長身を苦にせず、柔らかく対応でき、脚力も備える。

 田城飛翔(八戸学院光星)も昨秋は公式戦で5割以上をマーク。左投手も苦にせず、打ち返せる。昨秋、公式戦で4本塁打を放った益田敦成(八戸学院光星)は能力が高いだけに確実性を高めたいところ。八戸工大一の石戸谷黛政、工藤晴貴もコンスタントに安打を重ねられる。

 工藤蓮(弘前学院聖愛)は2年生ながら4番を打つ扇の要。同じく2年生捕手の平野凌央(八戸西)は強気のリードで先輩・竹本の剛球を受ける。


▲三森大貴(青森山田)

☆★☆ 大会展望 ☆★☆

●私学4強に食らいつく八戸西


 青森山田と八戸学院光星がセンバツに出場。両校が春の地区予選を免除されたこともあり、県大会2回戦で八戸工大一対青森山田、八戸学院光星対弘前学院聖愛のゴールデンカードとなり、八戸工大一、聖愛がそれぞれ勝利した。しかし、青森山田は1番を打つ内山主将が骨折、八戸学院光星はエース・桜井がヒジの故障でベンチ外。万全な状態で夏を迎えられれば展開は変わってきそうだ。34年ぶりに春を制した公立の八戸西は昨年の三沢商のようなドラマを作れるか。

地区勢力ピラミッド

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