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小柄でも飛ばします! 歴代本塁打3傑に入る野村克也、門田博光に続く小さな強打者は?


 侍ジャパンの中軸を担った筒香嘉智(DeNA)、ドーム球場の天井まで打球を運ぶ大谷翔平(日本ハム)を見てもわかる通り、パワフルな長距離バッターというのは、大柄なのが一般的。ただ、小柄ながらパワフルなバッティングを披露する「異端児」もいた。

 週刊野球太郎では今週から『主要タイトルと体の意外な関係!?』を連載。「小柄だけど◎◎」「大柄だけど◎◎」という「体と成績」における一般論を覆して素晴らしい成績を残した選手たちを紹介していく。

 第1回は冒頭にある通り「小柄な強打者」をピックアップしよう。

◎野村や門田は実は小柄

 プロ野球の通算本塁打数1位は王貞治(元巨人)の868本というのは有名だが、それに続く2位が657本の野村克也(元南海ほか)、3位が567本の門田博光(元南海ほか)であることは、意外と知られていない。そして野村は175センチ、門田は170センチと、実は小柄なのである。

 そんな「小柄な強打者」というカテゴリーを現代に受け継ぐ若手が森友哉(西武)と吉田正尚(オリックス)だ。


ヒジの骨折が痛い森友哉


 森は身長170センチ、体重80キロ。重心の低い構えからリストを利かせた豪快なスイングを繰り出す強打者だ。

 大阪桐蔭時代に、1年先輩の藤浪晋太郎(阪神)の女房役として甲子園春夏連覇を達成しているように、元々の本職は捕手。しかし、ポジションに関しては、毎年のように起用法が揺れ動き、定まっていないのが現実。

 それでも、外野手と指名打者として出場したプロ2年目の2015年は、17本塁打、68打点とそのパワーを開花させた。打力は折り紙つきだ。

 4年目の今季は、捕手として勝負するチーム方針だったが、3月7日のキューバとの強化試合で左ヒジに死球を受け骨折。出遅れを余儀なくされている。

4番候補・吉田正尚も腰痛持ちがネック


 一方の吉田も、小柄ながらフルスイングが持ち味。フォロースルーの大きな打撃フォームは、まさに門田を彷彿とさせる。

 ルーキーイヤーの昨季は63試合の出場で10本塁打。フル出場できれば20本以上が期待できるポテンシャルを示した。また、1試合だけではあったが、ルーキーでは球団初となる4番にも座った。ただ、腰痛により4月下旬から8月上旬まで戦線離脱、今季も同じく腰痛で開幕1軍を外れることとなった。


小柄な選手が放つ独特の魅力


 筒香や大谷のような、体格に恵まれた選手の豪快な一発ももちろん華があるが、「小柄でもあんなホームランが打てる」という部分は、他の選手には真似できない魅力がある。とくに、野球少年にとっては、参考になる部分もあるはずだ。

 ただ、その代償なのか、両選手とも、投手の球に力負けしないよう全身を使って打つため、体への負担は小さくない。

 野村は45歳まで、門田は44歳まで選手としてグラウンドに立ち、歴史的な数字を積み上げた。森や吉田も、今後の鍛え方次第ではもう一段上のステージへ上がれるのではないだろうか。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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