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《妄想ベストナイン!》風の戦士・下田裕太など4連覇の青学大から選出!? 2018箱根駅伝ベストナイン

《妄想ベストナイン!》風の戦士・下田裕太など4連覇の青学大から選出!? 2018箱根駅伝ベストナイン

 野球選手以外でベストナイン選んだら、どんなチームができる!?

 男優、女優、食べ物……。人間以外もあり! ということで、週刊野球太郎が「妄想ベストナイン」を選出。オーダーを組んでみた。

 栄えある(?)「妄想ベストナイン」が集うリーグは、名づけて「モ・リーグ」(「モ」は妄想の「モ」です……)!

 1年ぶりの復活連載第1回となる今回のテーマは「箱根駅伝ランナーのベストナイン〈2018編〉」!

 1月2、3日に行われた第94回箱根駅伝では青山学院大が6校目の4連覇を成し遂げた。大学陸上界を席巻しているだけでなく、原晋監督のチームマネジメントやトレーニング方法が書籍などで話題になっていたり、テレビ番組でも監督や選手たちが活躍したり、と陸上ファン・駅伝ファン以外の一般層に向けたパフォーマンスも目立つ。それもあってか、往路の視聴率は歴代最高の29.4%、往復の平均視聴率は歴代2位の29.5%を記録した。

 そんな箱根駅伝ブームのなか、今年、箱根路を駆け抜けたランナーのベストナインを考えていきたい。

(※筆者の独断と偏見によるものなので、お気楽な気持ちでお読みください)

4連覇の青学大からは5人が名を連ねる


 まず、ベストナインは以下の通りだ(カッコ内は在籍した大学名)。

1(中堅):鈴木塁人(青山学院大)
2(遊撃):森田歩希(青山学院大)
3(二塁):下田裕太(青山学院大)
4(一塁):林奎介(青山学院大)
5(捕手):青木涼真(法政大)
6(右翼):小野田勇次(青山学院大)
7(左翼):住田優範(日本体育大)
8(投手):館澤亨次(東海大)
9(三塁):鈴木健吾(神奈川大)

 1番・中堅手には鈴木塁人(青山学院大)。今年のレースでは、先に仕掛けたのに後続につかれ、スピードが落ちたところを抜かされる、というもったいない印象を持つかもしれない。しかし、近年の成功している1番打者はチームに勢いをつけるアグレッシブさや積極性を持つタイプが多い。そういう意味でも区間5位ながら攻めるレースをしたことを評価したい。

 ちなみに、鈴木は中学まで野球をやっており、いまでも高校野球、プロ野球を楽しみにしている。発売されているとある箱根駅伝ガイドブックで、「影響を受けた人物・選手」というアンケートで他の選手は陸上選手を挙げるなかで、「赤星憲広(元阪神)」と回答しているので、野球ののめり込み度も強かったはずだ。そのアンケートも考慮して、赤星氏と同じ役割で野球でも活躍してほしい。現役時にプレーしていたポジションと違っていたら、すみません……。もう1つ、名前の「塁人」は「たかと」と読む。

 昨季のプロ野球の話題の1つだった「2番に外国人」。箱根駅伝ならピッタリ……とニャイロ(山梨学院大)を挙げたいような気もしたが、出足の早いペースで押しきれず。それならば、権太坂と“戸塚の壁”で他校のランナーのペースが鈍るなか、スピードを落とさず、結果として区間賞を獲得した森田歩希(青山学院大)を起用したい。

 他の駅伝や大会でも好不調の波が少なく、堅実性がある上に、箱根駅伝の“花の2区”で区間賞&歴代10位のタイムだった爆発力は、野球で言えば3割20本塁打といったところか。

 と昨年の記事同様に1番に1区、2番に2区とくれば、3番打者は3区のランナー……としたいが、3区の“裏”である8区を走った“風の戦士”こと下田裕太(青山学院大)を3番・二塁手に据えたい。現在、箱根駅伝最古の区間記録(第73回大会に古田哲弘[当時山梨学院大]が樹立)の更新はできなかったが、3年連続で区間2位を引き離し続けての区間賞は、復路3連覇(実際は下田が走らなかった第91回から4連覇中)の最大の原動力だ。

 箱根駅伝のほかにも東京マラソン2016で10代の日本人マラソン最速タイムも記録する活躍を見せ、注目も期待も高まった。ただ、ケガや体調不良でレースに出られなかったり、思った記録が出なかったり、注目される中、結果が出ないとプライベート面にも話が及んで揶揄されることも。そんな苦しみを乗り越えて、箱根駅伝という最高のステージで夢を叶える“強さと爆発力”を踏まえて、3番に抜擢した。

 4番にも、4区の“裏”である7区を走った林奎介(青山学院大)を起用。(大変失礼ながらも)誰しもが驚きの区間新を達成し、MVPに値する金栗四三杯を獲得。優勝を決定づけた林が4番で異論はないだろう。調子と勢いで区間賞は獲れても、オリンピックや世界陸上に日本代表として出場した佐藤悠基(当時東海大/現日清食品グループ)や設楽悠太(当時東洋大/現Honda)らの記録を超えて区間新記録を出すには真の実力がないと無理だ。実力も爆発力もあり、まだ2年生で将来性もある。次世代のエース候補として任せたい。

インテリ系の山登りの男


 5番には次世代の“山登りの男”候補(神が乱発するのは好きではないので)に名乗りを上げた青木涼真(法政大)。5区区間賞の大活躍で、チームを14位から5位に引き上げ、復路の好走も呼び込んだ。法政大初の理系学部に所属し箱根路を走った選手で、日々実験と練習に追われながらも、記録を伸ばした。今回の箱根だけでなく、出雲駅伝でもエースクラスと対等の走りを見せて区間4位という記録も残している。4番の林と同じく青木もまだ2年生。これからのさらなる活躍に期待だ。

 大学卒業後は研究者の道を考えていたり、高校は埼玉県内屈指の進学校だったり、というインテリさを踏まえて、守備位置は捕手。そういえば、前回も5番に選出したのは理系の鐘ヶ江幸治(筑波大)だった。

 6番・右翼手は現役大学生では“山下りのスペシャリスト”と呼んでも過言ではない小野田勇次(青山学院大)だ。過去2年も6区を走り、ともに区間2位(1位は区間記録を持つ秋山清仁[当時日本体育大/現愛知製鋼])。そして、今回は区間記録に2秒及ばずも堂々の区間賞を獲得。出雲駅伝、全日本大学駅伝でも区間3位内を外さない安定感と経験も心強い。4番、5番が若いだけに、後ろに控えるベテランの存在は大きいだろう。

 ちなみに、小野田は箱根駅伝ガイドブックのアンケートで「特技:野球」と答えていた。1番の鈴木とともに本当に有望株かもしれない。

 7番・左翼手は7区を区間2位で走った住田優範(日本体育大)だ。4年生で初の箱根路、1万メートルの持ちタイムも29分5秒と“中の上”ながら、4人を抜きシード圏内(11位→7位)に持ち込み、その後もチームは勢いに乗って、最後は4位でゴールした。意外性があり、努力で這い上がってきたタイプは、今回の住田の走りのように劣勢時に“なにかしてくれそう”な気配を持つだけに、ぜひスタメンに入れたい。

 8番は館澤亨次(東海大)。今回の箱根では3強の一角と高評価だったものの、なかなか噛み合わなかった東海大。そのメンバーの中で高いレベルで安定し、短い距離も長い距離も走れることを示した。黄金世代と呼ばれる同期の關颯人(疲労骨折で不出場)、鬼塚翔太(3区3位)、阪口竜平(2区7位)は条件によって波がある打者タイプだが、崩れることが少ない館澤は投手タイプ。野球的な“エース”は館澤に任せたい。

 9番・三塁手は9区の“表”である2区を走った鈴木健吾(神奈川大)。今大会は、区間記録は昨年よりも悪くなり、トップから11秒遅れの4位に終わった。それでも十分な記録ではあるが、今年度の大学No.1ランナーという呼び声や、神奈川大の優勝へ向けたレースプランを考えると、1区、2区で抜け出せなかったことは痛手だった。そうとは言っても、実力は確かで、全日本大学駅伝でも日本人歴代3位(1位、2位はともに渡辺康幸[当時早稲田大])のタイムで優勝のゴールテープを切っているだけに、メンバーから外せない。


東大・近藤秀一、来年こそ走れるか?


 昨年から新コースとなった4区で区間新を更新した大塚倭(神奈川大)、山登り・山下りで順位を引き上げたランナーたちもメンバーに加えたかった。そして、強直性脊椎炎という国指定の難病を克服し、10区のスタート地点にたった時点で涙。走ったものの、あと14秒でシード権に届かずにゴールテープを切り、そこでも涙。いろいろな涙をぬぐった花澤賢人(順天堂大)の心身の強さにも敬意を示したい。さらに、関東学生連合の1区でエントリーされていたものの、インフルエンザを発症し、また走れなかった“歴代最強の東大生ランナー”近藤秀一という候補選手も。来年こそは、無事に箱根路を走り、その勇姿と好タイムを見せつけてほしい。

 さて、妄想ベストナインはいかがだっただろうか。みんなもお気に入りのチームを組んでみよう!


文=カバディ西山

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