■どんな選手?/制球力に優れ、奪三振率も高い右腕。高校では2年春から主戦となるが甲子園出場はなく、厳しい環境を求めて東洋大へ。大学では登板機会こそ得るものの、なかなか結果を残せず。ケガもあったがトレーニングを続け、3年秋にフォーム変更したことも奏功。入学時は130キロ台だったストレートを最速151キロにまで伸ばした。3年間でわずか7登板だったが、4年春に開幕投手の大役を担った。そこで初勝利を挙げると、一気に6勝を積み重ねる大活躍で優勝に貢献。駒澤大戦では8者連続を含む1試合20三振を奪い、リーグ新記録を樹立。70回2/3を投げて87奪三振17四死球の好成績を残し、一躍ドラフト戦線に名乗りを上げる。活躍期間は短く、未知な部分もあるが、ここまでのし上がってきた努力、精神面も武器だ。■プロでの成功イメージ/ゲームを作れる安定感から、現在と同様先発として活躍するイメージが強い。ただ立ち上がりにも不安がないので、先発のみならず中継ぎとしても面白い存在になるか。三塁にランナーを置いての救援登板にも三振で応える信頼感。■プレーヤータイプ/上原浩治(巨人)。