■どんな選手?/スピード&パワーを追求し続けるアスリート系外野手。今春からプレーレベルがワンランク上がり文句なしの1位候補に。大阪桐蔭高の伝統でもある積極性が際立つ打撃は、下半身の使い方を覚え、球をとらえる精度が格段にアップ。凡打でも崩れた形が明らかに減り、逆方向の打球も時にフェンスを越えるようになった。圧巻の“スピード”と強い“スライディング”を備えた走塁も課題の“スタート”が改善。塁上から冷静に投手を見られるようになり、低い姿勢から飛び出す感覚も会得。盗塁に必要な“3S”が揃い、プロの世界で韋駄天として沸かせる足掛かりもできた。どの場面でもプレーに絡んだ瞬間、試合を動かすことができるキープレーヤーだ。■プロでの成功イメージ/持ち前のスピードを存分に生かせる1、3番が適任だろう。本人が最も自信を持つ中堅の守りも守備範囲の広さは既にプロ即戦力のレベル。送球時のモーションがコンパクトになれば鬼に金棒で、レギュラー定着と当時にゴールデン・グラブの常連になっていくだろう。■プレーヤータイプ/憧れる柳田悠岐(ソフトバンク)の大先輩・佐々木誠(元南海ほか)。