■どんな選手?/度胸があって、それでいて丁寧な投球をするから、彼が投げる試合はいつも落ち着いている。140キロ前半のストレートとフォークを軸に、ベテラン捕手の井川良幸の意図を汲み取りながら、内外にボールを配する。淡々と勝ち試合を作る姿は、「エース」と呼ぶにふさわしい。■最大の武器/フォークの制球力。打者がつま先重心になっているのを見て、膝元に落とせる。■来年の宿題/完成度は十分。全体的なスケールアップだけ。