警戒する相手バッテリーが「どこに投げても打たれそう」と最後には打つ手がなくなる。それほど穴の少ない打撃に凄みも加わった。春先に左足の壁を完成させると、弾、弾、弾とサク越えを連発。ついに同校の左翼ネットを越える測定不能の大アーチまで飛び出した。スキを突く送球、捕球能力、落ち着きあるリードまでも大先輩・伊東勤(元西武)に似てきた。