■どんな選手?/打てそうでいて、なかなかつかまらない。「見えない理由」をいくつも持って横浜のエースを全うした。踏み込んでから一瞬遅れる腕の振り、オールローボールの指先感覚。ツメをはがしてツーシームやシュートが辛くなるとチェンジアップ、シンカーという「代役」をすぐ覚える。これぞ投手! ■ここを買いたい/「最速」という誘惑に目もくれず、自身のスタイルを貫いた。 (『野球太郎No.001』より、横浜時代)