■どんな選手?/マウンドを降りればホワッとした雰囲気で、その姿からは想像できない剛球を放る。大学1年春に150キロに乗せたストレートの最速は155キロに伸びた。全身の力を込めた重厚感のあるボールは、常時140キロ後半のスピードが出る。スライダーとスプリットでタテの変化をつけた投球が持ち味。ストレート、変化球ともに制球力も出てきて、ベース上での勝負もできるようになってきた。高校、大学とともに絶対的エースではなく、もう1人、好投手がいる環境でプレー。馬場1人にかかる負担が少なく、切磋琢磨しながら自分の力を伸ばしてくることができた。
■プロでの成功イメージ/大学では2戦目の先発を任されてきた。昨秋は後半の強さを身につけるためにリリーフも経験。タフで1球1球の質が高いため、先発でゲームメークをするよりも、プロでは中継ぎや抑え向き。短いイニングで全力を振り絞れる方が向いている。
■プレーヤータイプ/澤村拓一(巨人)。