■どんな選手?/高校野球100年の記録を次々と塗り替えた強肩強打の捕手。甲子園6試合で清原和博(元西武ほか)超えの6本塁打に大会記録の17打点、43塁打。春の大会後、ボールに入れるバットの角度を掴み、放物線を描く打球が一気に増えた。その強打を差し置き、この先一番の売りとなるのが甲子園史上最強とも思えたスローイング。ランナーのスタート意欲を削ぐ威嚇的な強さ、決して浮くことのない正確性。送球だけなら即戦力だ。また、バント処理で脱兎のごとく飛び出す瞬発力。日本球界を代表する捕手へ育つ素材であることは間違いない。
■プロでの成功イメージ/「4番・捕手」誕生の期待もあるが、その上に足もある。もう1つの武器と本能で動く野性味を最大限に生かすなら中堅手や遊撃手での育成も。
■プレーヤータイプ/城島健司(元ダイエーほか)。入団時の城島とは体格も近く、今後のトレーニングで体もプレースタイルも大きく変わる可能性がある。